Google
WWW を検索 ほしのつぶやき を検索

色が変わる花 シクンシ(使君子)2018年06月25日 20時55分40秒

都立神代植物公園の大温室で「シクンシ(使君子)」の花が咲いていました。
朝の咲き始めは白い花ですが、午後にかけて赤く色付いていきます。
シクンシ(使君子)
常緑のつる性木本植物で、果実が「使君子」という名で漢方薬として用いられます。生薬は回虫や蟯虫などの駆虫薬、整腸薬、健胃薬としての効能があります。
衛生環境が悪い時代には寄生虫の駆除は特に重要でした。そのため、駆虫作用をもつ薬は「天子から授かったほどの貴重な薬」と捉えて「使君子」と名づけられたといわれています。
日本では5月から9月にかけて花が咲きますが、日本の温室育ちのものは果実を付けることは少ないようです。
シクンシ(使君子)

植物で「シクンシ」というと「四君子」がまず先に思い出されますが、こちらは「蘭、竹、菊、梅」の4つの植物を組み合わせたものです。
蘭は、ほのかな香りで品格を持つとされ、竹は、寒中においても青々として曲がらずまっすぐに伸びること、梅は、雪の中春の訪れを告げて最初に花を咲かせる強さ、菊は、気を満ち邪気をはらう延命長寿の花とされることから、君子として必要な性質を象徴していると考えられました。
古くから東洋画の画題としてこの四君子が用いられ、春は蘭、夏は竹、秋は菊、冬は梅と、四季を通じるテーマにもなっています。


最後までご覧いただき、ありがとうございました。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
スパム対策の為よろしくお願いします。

日本語50音の最初の文字は? 答えは「 あ 」です。

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://hoshino.asablo.jp/blog/2018/06/25/8903142/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。

Copyright © 2005-2024 M-Hoshino All Rights Reserved.