ハクモクレン(白木蓮)とコブシ(辛夷) ― 2015年03月27日 14時00分00秒
通りがかった若いお母さんたちの会話。
「あら、コブシが綺麗に咲いてる」
「さっき見たのがコブシじゃなかった?」
「だって、こっちの方が花がコブシ(拳)みたいだから、こっちがコブシじゃない?」
ちょっと待って、ちょっと待って、お母さん! コブシは果実がコブシ(拳)みたいだからコブシであって、こっちはモクレン(ハクモクレン)でいいんですよ。
花が蓮の花に似ている木だから「木蓮」と言われています。普通の「木蓮」は紫色の花ですが、これは花の色が白いので「白木蓮(ハクモクレン)」といいます。
ハクモクレンとコブシは、どちらもモクレン目・モクレン科・モクレン属の植物なので、遠目で見ると区別がつかないくらい似ているのですが、花の形は全然違います。
ハクモクレンの花は、全て上を向いて咲いています。
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