栄誉の殿堂入りのバラ(4)アイスバーグ( Iceberg) ― 2021年05月19日 14時59分12秒
イギリスのロンドンに本拠地を置き世界37ヶ国のバラ会が加盟する、世界バラ会連合(World Federation of Rose Societies)が、3年に一度「世界バラ会議」という世界大会を開催しています。
1971年にニュージーランドで第1回大会が開催され、これまで第18回大会(デンマーク・コペンハーゲン)までが開催されています。
次回第19回大会は2022年10月にオーストラリアのアデレードで、20回大会は2025年5月に日本の福山市(広島県)で開催される予定です。
第19回大会は今年(2021年)10月に開催される予定でしたが、コロナ禍の為19回と20回の開催がそれぞれ延期されました。
世界バラ会議では、1976年の第3回大会(イギリス・オックスフォード)から、毎回1品種を「栄誉の殿堂入りのバラ」として選んでいます。 (2006年の第14回大阪大会では2品種が選ばれました) 本ブログでは、「栄誉の殿堂」入りをしたバラを、第3回大会で最初の殿堂入りをした「ピース」から、順に紹介しています。
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今回は第6回大会(1983年、ドイツ・バーデンバーデン)で選ばれた、「アイスバーグ(Iceberg)」です。
アイスバーグ(Iceberg) 作出年:1958年 作出国:ドイツ(コルデス Reimer Kordes) 系統:フロリバンダ(F:Floribunda)
系統の「フロリバンダ」とはアメリカで名付けられた系統名で「花束」を意味しています。
枝先に複数の花を咲かせる、四季咲き中輪種になります。
フロリバンダ・ローズを代表する最高傑作の1つ、名花中の名花といわれる「アイスバーグ」は、ドイツで作成された時の原名を「シュネーヴィッチェン(Schneewittchen )」といいました。白雪姫という意味です。
たおやかに伸びた細い枝の先にたくさんの真っ白な花を咲かせます。
アイスバーグは英語で、氷山を意味します。緑色の海に浮かぶ真っ白な氷山のようにも見えますね。
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