カマイルカ(鎌海豚) ― 2019年05月10日 10時36分42秒
カマイルカ(鎌海豚)です。
カマイルカ(鎌海豚)は知能が高く、日本の水族館ではバンドウイルカと並んで多く飼育されているイルカの種類です。
クジラ目、ハクジラ亜目、マイルカ科、カマイルカ属に属するイルカで、北太平洋の温帯海域を中心に、日本近海から北アメリカのカリフォルニア半島まで分布しているといわれます。
背びれの形が草などを刈る鎌に似ていることから「カマイルカ」という名がつきました。
日本近海ではもっとも普通に見られるイルカです。
水槽から一斉に跳び上がったり、輪をくぐったり、人を背中に乗せて泳いだりと、水族館では華麗なショーで人気者のイルカですが、世界動物園水族館協会(WAZA)は2015年4月、日本動物園水族館協会(JAZA)に国内のイルカ追い込み漁が残酷だとして、加盟施設に捕獲イルカの入手をやめさせるよう勧告しました。JAZAは同年5月に入手禁止を決定しています。
飼育下における繁殖は、それに適した環境作りや技術的にもかなり難しいとされ、水族館で多くの人を楽しませるイルカショーなどを継続するには、繁殖技術の早期確立を目指し、捕獲に頼らずにイルカを増やしていく必要があります。
エルザ自然保護の会によると、世界でイルカの飼育や展示をできなくなった国は数多く有ります。
自然界のイルカでも人間の乗るボートに近づいてくるなど、人なつこくて可愛らしい動物なので、人の心を癒してくれる大切な存在でもあります。
同じ哺乳類の仲間として、命の大切さを尊重しながらいつまでも良き友でいて欲しいものです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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