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廃棄食用油で冬の桜が開花2019年11月21日 11時45分16秒

国内で廃棄される廃食油(はいしょくゆ)は、年間約40万トン。そのうちの約20万トンは、飲食店や食品関係企業から出され、飼料、石鹸、塗料などに再生されています。しかし、家庭から出る残り約20万トンの廃食油の多くは、未利用のまま廃棄され、中には生活排水として河川に流されるなど、環境破壊の要因にもなっています。

「目黒川みんなのイルミネーション」は、地域の家庭や飲食店から集めた廃食油をリサイクルし、電力に活用する「100%地産地消エネルギー」のイルミネーションです。
電力として利用するエネルギーは、家庭や飲食店で使い終わった廃食油です。
近隣地域の協力により廃食油を回収し、それをバイオディーゼル燃料にリサイクルして発電をしています。回収するトラックも廃食油で走る車を使用するという徹底ぶりです。

廃食油を利用した自家発電で灯される電球は、JR大崎駅近くから五反田駅近くまで両岸総延長2.2㎞に及び、415,800球のLEDライトが目黒川沿道などを飾ります。
目黒川みんなのイルミネーション2019
毎年イタリアで開催される国際的なデザインコンペティションである「A‘ Design Award 2017」 では、「目黒川みんなのイルミネーション」が銀賞を受賞しました。

目黒川沿いの遊歩道の桜並木が「冬の桜」を開花させます。
目黒川みんなのイルミネーション2019
とても綺麗ですね。このイルミネーションを灯す電力が全て、家庭で天ぷらを揚げた後の廃油などで賄われている地球環境にやさしいエネルギーだと思うと、心が安らぎます。
目黒川みんなのイルミネーション2019

水面に映る桜もピンク色に煌めいています。
目黒川みんなのイルミネーション2019

目黒川みんなのイルミネーション2019

12月16日(木)~12月25日(水)には品川区立五反田ふれあい水辺広場に、ドイツ生まれのアウトドアドーム「ガーデンイグルー」も登場して、冬のお花見を盛り上げます。


開催会場:品川区立五反田ふれあい水辺広場(東京都品川区東五反田2-9)
      品川区立五反田南公園(東京都品川区東五反田2-8-8)、
      目黒川沿道(JR「大崎」駅近くから「五反田」駅近くの目黒川周辺)
イルミネーション点灯期間:2019年11月8日(金)~2020年1月5日(日)
イルミネーション点灯時間:17時~22時
使用LED電球:204,700球(実行委員会主催エリア)+211,100球(品川区主催エリア)の合計415,800球
使用電力:地域の廃食油を資源としたバイオディーゼル燃料による100%自家発電
入場料金:無料
問い合わせ先:目黒川みんなのイルミネーション実行委員会/TEL:03-5330-7675


家庭で出た廃棄食用油の処理に困っていませんか?私はとても困っています。
廃食油のリサイクルに興味のある方は「TOKYO油田」のサイトをご覧ください。
関東地方の廃食油回収ステーションはこちらへ(2019年11月現在、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県と、栃木県、静岡県のみ)
各自治体でも回収を行っているところが多くありますので自治体にもお問い合わせください。
川崎市には2019年4月現在149の回収拠点があります。「かわさきかえるプロジェクト」もご覧ください。


最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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