横浜に入港した セブンシーズ・エクスプローラー(SEVEN SEAS EXPLORER) ― 2023年10月08日 16時40分52秒
今朝10時30分頃、リージェント・セブンシーズ・クルーズが運航する大型クルーズ客船「セブンシーズ・エクスプローラー(SEVEN SEAS EXPLORER)」が横浜へ入港してきました。
横浜ベイブリッジの向こうの大黒ふ頭には「MSC ベリッシマ」が着岸しています。
船尾の向こうに見える橋は、首都高速湾岸線の「鶴見つばさ橋」です。横浜ベイブリッジよりも東京寄りにある斜張橋で、橋長は1,020メートルあります。
船首側に見える赤い灯台は「横浜北水堤灯台」です。 明治29年(1896年)に完成し、長い間行きかう船舶を見守り続けてきた、東京湾最古の灯台です。 灯器はLEDに変更されましたが今でも光を放ち、「赤灯台」と呼ばれて市民に親しまれています。
朝もやで霞んでいますが、その奥に見えるのは太平洋製糖(株)です。「横浜・さとうのふるさと館」を開設していましたが、2004年5月に閉館しています。
その奥にそびえ立つ2本の塔は、JERA の横浜火力発電所の排気塔で、愛称「ツインタワー」といいます。高さは2本共200メートルあります。2本の煙突は、鉄筋コンクリート造りの高さ198mの外筒で支持され、内部にステンレスクラッド鋼製の高さ200mの内筒が、各煙突に4本設置されています。
船首方向に見える風力発電施設は、横浜市の「ハマウィング」です。船尾の向こう遠くの方に、東京スカイツリーが見えます。
「セブンシーズ・エクスプローラー(SEVEN SEAS EXPLORER)」は2016年7月にデビューし、モナコ公国のシャルレーヌ公妃によって命名されました。
総トン数50,254トン、全長224m、全幅31mで、乗客定員は750名、乗組員542名で運航されています。
船籍はマーシャル諸島です。船尾に「MAJURO」と書かれていますが、「MAJURO(マジュロ)」はマーシャル諸島共和国の首都の名です。
右へ回頭して、バックで新港ふ頭客船ターミナル(横浜ハンマーヘッド)に接岸します。
手前は海上保安庁・第三管区海上保安本部の施設です。水上バスが走っていきました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
東京都美術館「永遠の都ローマ展」に行ってきました ― 2023年10月09日 11時40分06秒
東京都美術館で開催されている「永遠の都ローマ展」に行ってきました。
イタリア・ローマのカピトリーノ美術館は、ローマの7つの丘の1つでローマ市庁舎があるカピトリーノの丘に建ち、一般市民に公開された美術館としては世界最古のものと言われている歴史ある美術館です。
本展ではそのカピトリーノ美術館の所蔵品を中心に、ローマ文明博物館、ローマ市庁舎、ローマ美術館などから、約70点の彫刻、絵画、版画等が集結し、、教皇たちの時代から近代まで「永遠の都 - ローマ」の栄えある歴史と比類のない文化を紹介しています。
展示は、後にローマ建国の王となりローマという都市名の由来となったロムルスと、双子の弟レムスがテヴェレ川に捨てられていたのを、牝の狼が助けて乳を飲ませて命を救ったという有名な建国神話が題材となっている《カピトリーノの牝狼(複製・ローマ市庁舎蔵)》から始まり、東京会場のみ展示され日本初公開となる古代彫刻の傑作《カピトリーノのヴィーナス》や、高さ約1.8メートルの《コンスタンティヌス帝の巨像の頭部(複製)》などが並びます。
113年に建設された全高約38メートルの《トラヤヌス帝記念柱》に彫られたフリーズ(帯状彫刻)から《バルスの自殺》です。
下は同《モエシアの艦隊》の部分です。
これらの連続的なレリーフは、トラヤヌス帝記念柱の下から上まで、円柱の表面を回りながら続いています。
展示会場の最後にフォトスポットが用意されていました。描かれているのは《コンスタンティヌス帝の巨像の頭部》です。
会場入り口のボードには《カピトリーノのヴィーナス》の頭部が描かれています。
東京会場では《カピトリーノのヴィーナス》の全身像が展示されています。1752年にカピトリーノ美術館に収蔵され、館外に出るのは今回が3度目という非常に貴重な美術品です。
図録はA4変形判、総248ページで、税込み3,000円です。
全出品作品の詳細な解説に加え、展覧会監修をつとめたクラウディオ・パリージ=プレシッチェ氏(ローマ市文化財監督官)や加藤磨珠枝氏(美術史家、立教大学文学部教授)によるエッセイや、カピトリーノ美術館のコレクションの歴史やミケランジェロの広場構想を紹介したコラムなどを収録しています。
東京展の目玉でもある《カピトリーノのヴィーナス》は美しく、「永遠の都 - ローマ」の二千年を超える歴史を体感できる展示になっています。
「永遠の都ローマ展」開催概要
開催会場:東京都美術館
開催期間:2023年9月16日(土)~12月10日(日)
休室日:月曜日、9月19日(火)、10月10日(火)
※ただし、9月18日(月・祝)、10月9日(月・祝)は開室
開室時間:9:30~17:30、金曜日は9:30~20:00(入室は閉室の30分前まで)
観覧料金:一般 2,200円 大学生・専門学校生 1,300円 65歳以上 1,500円
本展は福岡市美術館に巡回します(2024年1月5日~3月10日)
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
シャンシャン(香香)中国で一般公開始まる ― 2023年10月09日 16時02分17秒
今年2月21日に中国に返還されたジャイアントパンダ「シャンシャン(香香 Xiang Xiang)」の一般公開が、昨日10月8日に中国四川省の「中国ジャイアントパンダ保護研究センター雅安碧峰峡基地」で始まりました。
日本に居た頃から恥ずかしがり屋で「シャイ」だった「シャンシャン」は、中国でも「臆病で神経質な性格」とされ、環境に慣れるため約8ヶ月にわたって非公開で飼育されていました。
中国の歴史上の人物「香香公主(シャンシャン姫)」は少数民族の姫で、花を食べ、体から自然といい匂いを発する絶世の美少女だったといいます。
上野動物園生まれのシャンシャンも、「シャンシャン姫」と呼ばれ、愛されています。
シャンシャンの写真の中から今までブログにアップしていないものを選んでみました。
2023年2月19日、日本での一般公開最終日のシャンシャンです。21日早朝に上野を後にしました。
2023年1月26日のシャンシャンです。
2022年8月31日のシャンシャンです。
2022年6月12日、5歳誕生日のシャンシャンです。
日本生まれのシャンシャン。 中国でも元気に育ってたくさんの家族をつくって欲しいものです。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
東京駅から皇居へ ― 2023年10月10日 19時01分49秒
東京駅で1時間程時間が空いたので、皇居まで散歩をしてみました。
東京駅です。この旗、そんなに大きくは見えませんが、畳3畳分ほどの大きさがあるそうです。
東京駅と皇居を結ぶ「行幸通り」で、鳩が羽を休めていました。正面が東京駅で、背後に皇居があります。
「行幸通り」は通称で、正式には「特例都道 404 皇居前東京停車場線」という長ったらしい名前が付いています。中央部は馬車道と呼ばれ、皇室の公式行事や外国大使の信任状捧呈式などで使われる由緒ある道路です。
イチョウ並木からたくさんのギンナンが落ちていました。これだけあれば商売ができそうです。
皇居の松林の下に植えられた芝生が、緑色に輝いています。
皇居前広場では、想像以上の数の外国人観光客が記念撮影などを楽しんでいました。
皇居でも一番人気の観光名所、「正門石橋」です。
よく言われる「二重橋」は正式にはこの橋の奥にある鉄製の「正門鉄橋」のことをいい、この二重アーチ構造の石橋は「正門石橋」といいます。
「正門鉄橋」を「二重橋」と呼ぶのは、壕が深いことから途中に橋脚を立てられず、橋桁を上下2重にして強度を上げたことによるといいます。上下の二重橋です。
ただ、石橋の方を「二重橋」という人は多く、宮内庁や環境省等では「二重橋は正門鉄橋のことを指す」としながらも、「(鉄橋と石橋)2つの橋の総称としても用いられる」と説明をしています。
皇宮警察、皇宮護衛官の騎馬隊が訓練をしていました。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
トケイソウ( Passion flower) ― 2023年10月11日 10時10分11秒
国営昭和記念公園の無料ゾーン、花みどり文化センター前で咲いていた「トケイソウ」です。
トケイソウ(時計草)は、キントラノオ目、トケイソウ科、トケイソウ属に属する植物です。
3つに分裂した雌しべが時計の長針、短針、秒針のように見え、花びらが円形に並んで放射状に配置されて文字盤のようになっていることから、「時計草(トケイソウ)」と呼ばれています。
英名では「パッションフラワー( Passion flower)」といいます。
英単語の「Passion」には「情熱」の意味もありますが、この植物の名称では「受難」で、「キリストの受難の花」という意味を持ちます。
種としては500種以上があり、栽培品種も含めると様々な色や形の品種が存在するといいます。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
JR東日本✖昭和記念公園40周年 ― 2023年10月12日 10時20分30秒
国営昭和記念公園では10月22日まで「コスモスまつり2023」を開催しており、JR東日本の全面協力のもと制作した開園40周年記念フォトスポットが園内で人気を集めています。
「原っぱ東花畑」では、秋を代表するコスモス「センセーション」のお花畑に踏切(警報機)が登場しました。これは実際に JR で使われていた警報機です。
「原っぱ南花畑」の「秋のブーケガーデン」の中に線路が通っています。この線路も実際に使われていたものだそうです。
約400万本のキバナコスモス「レモンブライト」が咲く「花の丘」には、実際には存在しない「国営昭和記念公園駅」の駅名標が出現しました。
鉄道備品などを作っている、JR東日本東京総合車両センターが製作したものです。
園内を走る「パークトレイン」のヘッドマークも、40周年を記念して駅社員がデザインしJR東日本東京総合車両センターが作りました。デザインは3種類あります。
このヘッドマークは14日(土)に「第100回箱根駅伝予選会」が陸上自衛隊立川駐屯地~立川市街地~国営昭和記念公園で開催されることから、未来にタスキを繋ぐという意味を込めたデザインになっています。
下のヘッドマークは「カシオペア」をオマージュしたものだということです。
下は、「特急あずさ」で使われていたヘッドマークのデザインをオマージュしたものです。
第100回箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)予選会は明後日行われます。史上最多の57校が参加し、関東学連以外の参加も11校あります。
明大、東海大、帝京大、山梨学院大、日体大・・・・・どの学校が予選を勝ち抜くか、楽しみですね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
昭和記念公園で原種系シクラメンが咲き始めました ― 2023年10月13日 09時21分28秒
ポインセチアと共にクリスマスを彩る花、シクラメン。その原種系である「シクラメン・ヘデリフォリウム」が国営昭和記念公園で咲き始めました。
シクラメン・ヘデリフォリウム(Cyclamen hederifolium)は、ツツジ目、サクラソウ科、シクラメン属に属する多年草の球根植物です。
属名のCyclamen(シクラメン)は古代ギリシア語で「円」を意味する「κύκλος(kýklos)」から来ており、塊茎に由来しています。
hederifolium(ヘデリフォリウム)という種小名は、その葉が Hedera helix(ヘデラ・ヘリックス)というツタの葉に似ており、ラテン語で葉を folium(フォリウム) というところから付けられました。
一般的な英語名は”Ivy-leaved Cyclamen(アイビー リーブド・シクラメン”といい、 「ツタの葉のシクラメン」という意味になります。
原産は南ヨーロッパ、地中海周辺です。日本へは明治時代に渡来し、新宿御苑で栽培が始まったといいます。
冬になると鉢植えで花屋さんの店頭に並ぶシクラメンより小さめで、薄紫色のかわいらしい花が咲いています。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
シオン(紫苑)が咲いています ― 2023年10月14日 09時43分25秒
国営昭和記念公園でシオンの開花が進んでいます。
シオン(紫菀、学名: Aster tataricus)は、キク目、キク科、シオン属の多年草です。
オニノシコグサ(鬼の醜草)、ジュウゴヤソウ(十五夜草)、オモイグサ(思い草)などの別名を持ちます。
中国から薬用植物として「紫苑」の名で日本に入ってきた後、平安時代頃から観賞用として広まったといいます。枕草子や源氏物語にも登場する植物です。
晩夏から晩秋まで比較的長い期間、黄色と明るい青紫色の美しい花を次々に咲かせます。
春に道端などでよく見られる「ハルジオン(春紫苑)」は、この「シオン」によく似た花を春に咲かせるので、その名がつきました。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
モミジの滝(府中市郷土の森博物館) ― 2023年10月15日 15時18分15秒
府中市郷土の森博物館にある、「モミジの滝」です。
博物館の園内にある滝とは思えないほどの水量が、緑の中を流れ落ちていきます。
跳ね上がる飛沫に太陽の光が当たり、線香花火のように輝きました。
水しぶきが風に吹かれて横に流されます。 って、ウソです。手持ちで1/8秒のシャッタースピードなので、「手振れ」です。
最近運動をしていないので、腕の力が弱ってしまいました。
今日もご覧いただき、ありがとうございます。
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