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月食の際に起こる「ターコイズフリンジ」現象2018年07月31日 13時02分13秒

今年(2018年)7月28日未明に、今年2回目の皆既月食がありました。
今回は、関東地方では皆既月食になる時間に月が沈んでしまうという条件の上、天候も悪く見ることが出来ませんでしたが、最近、月食の際の「ターコイズフリンジ」という言葉が話題になっています。
これは、2007年5月4日にドイツで見られた皆既月食時の青色の光について、2008年2月13日にアメリカのNASAが提唱したのが始まりだと思われます。

皆既月食の際は月が赤銅色に見えます。
皆既月食
皆既月食は、月が地球の影になって太陽の光が当たらなくなった時に起こります。
その時、月に向かう太陽光は地球の周りの大気層にほぼ水平方向から入ってくることになります。そして、大気層を通過している間に波長の短い青色系の光はすっかり散乱されて弱まってしまい、波長が長く拡散されにくい赤色系の光だけが地球の反対側に屈折して抜けてくるのです。それで、赤い光だけが月に届くので赤銅色に見えます。
朝焼けや夕焼けもこのような光の波長による屈折率や拡散の影響で起こります。

「ターコイズフリンジ」という現象を起こすのは、オゾン層が原因だということです。
太陽光が大気圏の一部である成層圏の中のオゾン層を通過する時にオゾン層によって赤色が吸収され、残った青色が太陽光がほぼさえぎられた地球の影の縁に沿って映ることによって出現すると言われています。
天文が好きな方にはバカにされるような幼稚な説明ですが、私なりに解釈してみました。
分かりにくいと思います。すみません。

私の撮った写真ではよく分かりませんが、地球の影の縁の部分がうっすらと青緑色になっているのが確認できるかどうか・・・
ターコイズフリンジ
「ターコイズフリンジ」のターコイズは緑から青の色を持つトルコ石のことで、ターコイズ色という色の名前にもなっています。フリンジは房飾りを指すこともありますが、ここでは外縁のことです。

今回の皆既月食は関東地方からは見ることが出来なかったので、前回1月31日に撮影した写真を使いました。


最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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