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鴻池朋子の「踊る手」2021年12月18日 17時42分36秒

両国にあるGALLERY MoMoで、「GALLERY MoMoの地下探索 : 鴻池朋子の『踊る手』 」という展覧会が開催されています。

「地下探索」とあるのは、鴻池朋子さんのスタジオから見つけ出した作品をギャラリーがキュレーションし構成する展示会で、今回はその第1弾となります。

作品整理のため、鴻池さんのアトリエから大量のドローイングを預かったことをきっかけに、制作の原点を思わせるドローイングや、ちょっとした手遊びのように作った立体作品を見つけることが出来たといいます。
鴻池さんのスタジオを訪ねるたびに冒険しているようなワクワク感に包まれ、作品として形になる前の、鴻池さんの「手」が遊んでいる姿が目に浮かび「手から発想を得」て作品が生まれるというプロセスを感じることができ、スタジオを訪れたような空間をギャラリー内に再現したということです。

一定のリズムで行き来するアースベービーの振り子は、自然の中を縦横に行き来する鴻池さん自身の姿と重なり、その空間を遊びまわるように動く姿が、鴻池さんが作品を作り出す際のライブ感の再現となることを目指したということです。
向こうの壁面には、盲人と聾唖者について考察をしている歴史学者、木下知威氏と交わした手紙などが展示されています。


壁面にはドローイングがびっしりと展示され、鴻池朋子の「踊る手」を感じさせます。


鴻池朋子さんは、1985年に東京芸術大学美術学部絵画科日本画専攻を卒業後、玩具と雑貨のデザインに携わりました。
1998年より絵画、彫刻、パフォーマンス、アニメーション、絵本などの様々なメディアを用いて、現代の神話(動物が言語を獲得するまでの物語)を、地形や場との、その場所に存在するために創作されたインスタレーションで表現しています。



《 隠れマウンテン襖絵 》という襖絵の構成資料だと思います。

《 第4章 帰還 ―シリウスの曳航― 》の基になった絵だと思います。
最初に第4章が描かれたことをきっかけに、その後1年半の間に第3章、第2章、第1章と発表されました。そのままゼロという消失点へ向かうシリーズになっています。

私が鴻池朋子さんの展覧会を初めて見たのは去年の6月からアーティゾン美術館で開催された、
非常に興味のある美術家で、その後、
「鴻池朋子 Concerto Angel & Mother Forest」(ミューザ川崎)
鴻池朋子「武蔵野皮トンビ」(角川武蔵野ミュージアム)
と、ブログにアップしてきました。
「GALLERY MoMoの地下探索 : 鴻池朋子の・・・・・」第2弾が楽しみです。


「GALLERY MoMoの地下探索 : 鴻池朋子の『踊る手』」開催概要
開催会場:GALLERY MoMo(ギャラリーモモ) 両国
  住所:〒130-0014 東京都墨田区亀沢1-7-15
開催期間:2021年11月27日~2021年12月25日
休館日:日曜、月曜、祝日
開館時間:11:00~19:00
入場料:無料



最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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