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六本木 7-7-7 「天祖神社」の「ケーボー号」2022年04月06日 15時18分35秒

東京都港区六本木7-7-7(スリーセブン)という縁起のいい場所に、「天祖神社 龍土神明宮(てんそじんじゃ りゅうどじんめいぐう)」という神社があります。
至徳元年(1384年)に創建され、今では六本木のビル群に囲まれてしまっています。
品川沖から毎夜、竜が御灯明を献じたという故事から「竜灯」と呼び、「竜灯」がなまって、この地を「竜土(りゅうど)」と呼ぶようになり、神社の名前も「龍土神明宮」と称えられたということです。

天照大御神(あまてらすおおみかみ) 、伊邪那岐命(いざなぎのみこと) 、伊邪那美命(いざなみのみこと)といった、日本神話に登場する重要な神様がお祀りされています。
天祖神社 龍土神明宮
上の写真の下の方、中央右寄りに井戸があります。
手を洗い清めると人生のお導きを得られ、足を洗い清めると良くない縁や習慣を絶つことができるといわれている「清龍の井戸」です。今でも使用できます。

実は私、神社への関心ではなく、この井戸のポンプに興味を惹かれました。
天祖神社 龍土神明宮の井戸
木製ハンドルが付いた昇進式ポンプ(手押しポンプ)で、「津田式」と書かれています。
私は昔、広島県に住んでいたことがあり、この「津田式」と書かれたポンプを子供の頃によく見ていました。

日本の鋳鉄製の井戸用手押しポンプは、1921年(大正9年)に広島の津田喜次郎が、「津田式ポンプ」を考案し、発売したのが始まりです。
津田喜次郎が創立した株式会社津田式ポンプ製作所は1970年(昭和45年)に倒産していますが、「津田式ポンプ」はその耐久性の良さから、今日においても広く現存しています。
天祖神社 龍土神明宮の井戸
ポンプには菱形の中に《大臣》と書かれたマークとともに、「ケーボー号」、「津田式」と書かれています。

津田式ポンプが商工大臣・藤沢幾之輔の称賛を受けたことから、1929年(昭和4年)に《大臣》の商標が出願されました。1941年(昭和16年)から広島の工場で本格的に製造されるようになり、同年の官報で菱形の《大臣》マークが社票と認められ、第一級規格品と認定されました。


今でも現役で働いている「ケーボー号」。懐かしかったので、アップしてみました。



最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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