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特定外来生物2015年07月17日 19時00分20秒

「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」という長ったらしい名称の法律によって、同法施行以前から飼育を継続し、届出を出している者以外の愛玩、観賞目的での飼育が禁止されている鳥です。
同法は、「外来生物法」、「特定外来生物被害防止法」などと略されます。
2005年6月1日に施行された同法の第1次指定リストによって指定された37の動植物の中に含まれています。

名前は「ガビチョウ(画眉鳥)」。眼の周りとその後方に眉状に伸びた特徴的な白い紋様から付いた名前です。
中国名の「画眉(Hwamei)」をそのまま日本語読みにしています。
中国では非常にポピュラーな飼い鳥で、囀りを楽しむため広く一般的に飼われているそうです。
ガビチョウ(画眉鳥)
江戸時代から輸入の記録があると言う事ですが,野外では1980年代に北九州で観察されたのが最初で、1990年代には関東でも観察されています。

1970年代の飼い鳥ブームに乗って大量に輸入された(非常に安価だったようです)ガビチョウですが、その体色の地味さや、さえずりによる騒音苦情(大きな声でさえずります)などにより、1980年代以降は人気が無くなりました。
繁殖力が強い鳥の為、個人やペットショップなどが放鳥した鳥や篭脱けした鳥が自然繁殖した模様です。
他の鳥の鳴き真似が上手で、ウグイスのホーホケキョには騙されます。他に、オオルリ、シジュウカラ、キビタキ、サンコウチョウなどの声を真似ることもあるようです。

「日本の侵略的外来種ワースト100」に指定されていて、「日本の野鳥図鑑」などには掲載されていない場合も多いようですが、ペットとして輸入して人気が無くなると遺棄(放鳥)してしまう人間の身勝手さこそ反省すべき点ではないでしょうか。

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