真夏に咲くアジサイ(ラセイタタマアジサイ) ― 2017年08月23日 12時01分23秒
今日は処暑。二十四節気の一つで、暑さが峠を越し和らいでいく日になります。
とは言いつつ、東京で8月1日から21日間続いた雨の観察記録が22日目の昨日やっと途絶えて、昨日からやっと夏らしい暑さが戻ってきたところです。
今日の東京は真夏日を通り越して35℃の猛暑日が予想されています。
そんな中、神代植物公園でアジサイが咲いていました。
アジサイは通常6月中旬から7月中旬の梅雨時に咲くものです。「えっ、涼しい夏が続いたから狂い咲き?」と思ったのですが、そうではないようです。
このアジサイは「ラセイタタマアジサイ(羅背板玉紫陽花)」といい、8月が見頃だそうです。
蕾が球状なので「タマアジサイ」と呼ばれる種類の変種で、伊豆諸島に分布します。
花を包んでいる部分が開いてくると、中には両性花と装飾花の両方がつまっています。
それがまた外側から開いていき、徐々に広がります。
合体ロボットが変形する時のように、苞(ほう)に包まれ玉状になった蕾が裂けるように開花し、淡紫色の小さな両性花の周りに花弁4枚の白色の装飾花が縁どります。
開花に従い包んでいた苞は落ちてしまいます。
「ラセイタタマアジサイ(羅背板玉紫陽花)」の葉は大型で厚く、裏表に細かい毛があり、触るとざらざらしているのが分かります。(梅雨時に咲くガクアジサイはツルツルしています。)
この感触がラセイタ(羅背板)に似ていて蕾が球状なので、ラセイタタマアジサイ(羅背板玉紫陽花)の名が付きました。
ラセイタというのは、ラシャ(羅紗)によく似た布地のことです。
江戸中期ごろから〈コローン・ラッセン〉という、ラシャより地合が薄く少し荒い布地がオランダから相当量輸入され、日本人はこれをラセイタ(羅世板)と称して贅沢な合羽や羽織の素材として明治中期まで一般に広く愛用したということです。(世界大百科事典より)
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