月のクレーター ティコ (Tycho) ― 2020年10月02日 11時42分34秒
昨日は中秋の名月でした。
月の写真を見ると、放射状の光の筋を放つクレーターがいつも目につきます。(黒い矢印)
これは月面の南部に位置するクレーターで、名前は「ティコ (Tycho)」といいます。 デンマークの天文学者 ティコ・ブラーエ(1546~1601) にちなんで命名されました。
ティコは月の数あるクレーターの中でも非常に大きく、直径が85キロメートルもあります。
周囲は大小さまざまなクレーターで覆われ、古いクレーターに新しいクレーターが重なっているところもあります。また、周りにはいくつかの小さな2次的クレーターができています。
内部は高いアルベド(反射能=天体の外部からの入射光に対する、反射光の比)を持ち、太陽の光が当たると明るく輝いて、1500キロにも及ぶ光条(放射状の光の筋)を放ちます。
月のウサギさんはいつ見てもお餅をついていて、私たちの心を和ませてくれます。
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