「過去の遺産シリーズ」第2回「MO」 ― 2022年06月08日 16時24分20秒
「過去の遺産シリーズ」第2回です。
第1回で「レーザーディスク(Laser Disc)」を取り上げた時に、シリーズ化してみようと思いました。
第2回は、家に100枚くらいあって、データをハードディスクへコピーする事に取り組んでいる「MOディスク (Magneto-Optical Disk)」について。
「MO」は光磁気(Magnetoは磁気、Opticaは光)ディスクといって、赤色レーザー光と磁場を用いて磁気記録および再生を行うものです。
あれっ?と思った人もいるかと思いますが、「Laser Disc」は「Disc」の最後が「c」で、「Magneto-Optical Disk」は「Disk」の最後が「k」です。
これについては「IT用語辞典 e-Words」によると、
『英語表記には “disk” と “disc” があり、前者がアメリカ英語、後者がイギリス英語の綴りで意味上の違いはなかったが、CDの正式名称が “Compact Disc” とされて以降、光学ディスクの規格名や商標名には “disc” という表記が好んで用いられるようになった。よく「磁気ディスクは “disk”、光学ディスクは “disc”」と説明されるが、このような経緯に基づく慣習的なもので、元々そのような意味の違いがあったわけではない。』
とあります。( 『 』内は「IT用語辞典 e-Words」より引用。原文のまま)
「MO ディスク(Magneto-Optical Disk)」です。ケースがカラフルできれいです。
1985年に5.25インチが発売され、1991年には一般的な3.5インチがIBMから発売されました。写真は3.5インチです。 今はほぼ消滅したといわれています。短い命でした。
100枚くらいのディスクの内容はほとんどがプライベートや仕事で使った画像データで、会社の機密事項や個人情報は入っていないのでこのまま捨ててもいいのですが、内容はハードディスクにデータ移行しておきたいものです。
MOドライブ(読み書きする機械)はなんと、「IEEE1394(アイトリプルイー1394)」接続です。同じ規格を Mac だと「FireWire」、ソニーは「i.LINK(アイリンク)」と言っていました。
このドライブは640MBまで対応します。MB(メガバイト)です。GB(ギガバイト)ではありません。
最近のパソコンでは使えないので、ヨドバシカメラで「IEEE1394aインターフェース増設ボード」を買いました。税込2,640円でした。
さて、パソコンへの取り付けです。 対応スロットは「PCI Express×1」です。
下の写真、黒くて長いスロットが「PCI Express×16」、下の穴が2つある短いスロットが「PCI Express×1」になります。
「PCI Express×1」の方のスロットカバー(ブラケット)がマイナスドライバーでへし折って外すタイプだったので、スロットカバーを簡単に外せる「PCI Express×16」のスロットを使うことにしました。逆はできませんが、「PCI Express×16」スロットに「PCI Express×1」を差し込んで使うことはできます。
下が差し込んだ写真です。
電源を入れてデバイスマネージャで確認すると、「IEEE1394」が認識されていました。
一番上の、クリーム色のコードが刺さっているのが「IEEE1394」です。
MOドライブのドライバは、プラグ&プレイで自動認識するかな?と思ったのですがダメなようです。
ドライバの入ったCDを紛失してしまったので、メーカー(IOデータ)のホームページから該当するものをダウンロードしてインストールしました。ドライバがWindows98までしか対応していないので心配でしたが、使えるようになりました。 めでたしめでたし。
データをハードディスクにコピーする時に画像を確認してみると、昔の写真がいっぱい出てきました。
仕事用のデータも20年くらい前の物なので、懐かしいですね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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