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お盆2009年07月12日 02時46分10秒

ミソハギ(禊萩)の花
ミソハギ(禊萩 広辞苑によると溝萩と書く)の花。切花だとすぐに枯れてしまうので、鉢植えを育てている。鉢植えもすぐに枯らしてしまうけど・・・

みそ萩や 水につければ 風の吹く    一茶

又々お盆の季節がやってきた。
お盆になると呼びもしないのに坊さんがやってくる。
そして、お経を上げ法話をして帰っていく。
ウチにやってくるご住職は「法話」が長い。話好きなのか、サービス精神旺盛なのか、時間が有れば延々と話し続ける。いや、時間が無くても話し続ける。
こちらとしては、頭の中が飽和状態になるのである。
そして、痺れが切れる。精神的にも肉体的(足)にも痺れが切れるのである。

何年か前のご住職の法話によると、

盂蘭盆会(うらぼんえ)とは、安居(あんご=それまで個々に活動していた僧侶たちが、一定期間一カ所に集まって集団で修行すること。また、その期間)の最後の日、旧暦7月15日を盂蘭盆(ullambana=サンスクリット語)とよんで、父母や祖霊を供養する行事である。

釈迦の十大弟子の筆頭「目連」が、安居(あんご)の最中亡き母の行方を探すと、餓鬼道に落ちている母親を見つけた。目連は神通力で母を供養しようとしたが食べ物はおろか、水も口にしたとたんに燃えてしまい、飲食できない。
目連は釈迦に何とか母を救う手だてがないかと尋ねた。
すると釈迦は『お前の母の罪はとても重い。生前はわが子を愛するばかりに他人に施さず、自分勝手だったので餓鬼道に落ちた』として、『安居の最後の日(旧暦七月十五日)に、ご馳走を用意して経を読誦し、心から供養しなさい。』と言った。目連が早速その通りにすると、目連の母親は餓鬼の苦しみから救われたという。

餓鬼に食べ物を施し、餓鬼世界から救う「施餓鬼」の功徳はとても大きいといわれている。その大きな功徳の力で、功徳主の寿命がのびるだけでなく、先祖の供養にももってこいだという。
施餓鬼の作法が、先祖の霊を迎えるお盆にとりいれられたのは、このような理由からだとか。
お盆の精霊棚の飾りは、あの世から年に一度帰ってくる精霊さまへの供養なのだ。しかし、そこには、わが家の精霊だけでなく、餓鬼にも心をくばるという仏教の深い教えがあるのである。

供養の仕方は、まず、餓鬼を私たちの世界に呼ぶのに、竹や笹で日かげを作る。食べ物は取りやすいようになるべく低い所に用意する。 その食べ物も、喉を通るように、なるべく細かくしておく。夏なら旬のナスとキュウリを細かく切って、それにお米をまぜておく。
 しかし、これだけでは、餓鬼が食べようとすると燃えてしまうから、これに水をかけておく。これには、禊(みそぎ)をするのに使われたという禊萩(ミソハギ)を使うと防火効果満点だといわれている・・・・・とか。

何しろ頭の中が法話で飽和状態なので、よく覚えていない。大体のあらすじ以外は、真言宗豊山派「お施餓鬼とお盆」より引用した。

ところで、ウチのお寺って何宗だっけ?

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