「時の記念日」が100年を迎えました ― 2020年06月10日 09時59分00秒
(2020年2月東京国立近代美術館工芸館にて撮影)
今日、6月10日は「時の記念日」です。制定されてから100周年を迎えました。
「時の記念日」は、大正時代の1920年(大正9年)に文部省の外郭団体である財団法人生活改善同盟会と、東京天文台(現・国立天文台)によって制定されました。
1920年5月16日から7月4日まで東京教育博物館(現・国立科学博物館)で開催された「時」展覧会の会期中に、日本人の生産性を高めるために「時の記念日」を制定する行事や宣伝が行われました。
日本人は「時間に正確」だとよく言われますが、この頃はかなりルーズだったようです。
「文明や産業の発展のためには、時間を守り、計画的で効率的でなければいけない」と考え、「時の記念日」が制定されました。
6月10日にしたのは、「日本書紀」天智天皇十年四月辛卯条(天智天皇10年4月25日=グレゴリオ暦671年6月10日)に、 『置漏尅於新臺。始打候時動鐘鼓。始用漏尅。此漏尅者天皇爲皇太子時始親所製造也。云々。』 とあり、日本最初の時計である「漏尅(漏刻)」が時を刻み始めた日が6月10日であることからこの日となったということです。
「漏尅」=「漏刻(ろうこく)」 は中国から伝わった水時計のことで、水を入れた器から常時一定量の水を落とし、その水位の変化によって目盛りが時刻を示す装置です。
「東京アラート」も発動中で、まだまだ新型コロナウィルスによる感染拡大防止のために自粛生活が続く中ですが、「TIME IS MONEY (時は金なり)」です。自分の時間を有効に活用できるよう心掛けたいと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
虫取り撫子(コマチソウ) ― 2020年06月11日 10時40分09秒
国営昭和記念公園の日本庭園前芝生斜面でコマチソウが赤い花を咲かせています。
コマチソウ(小町草)という可愛らしい名前がついていますが、ムシトリナデシコ(虫取り撫子)やハエトリナデシコ(蠅取り撫子)という別名があります。
ナデシコ目、ナデシコ科、マンテマ属で、種の名前がムシトリナデシコという一年草です。
英名でもSweet William Catchfly (スウィート ウィリアム キャッチフライ)といいます。
茎上部の葉の下に粘液を分泌する部分が帯状にあり、ここに小さな虫が付着してしまうことがあるのでこの名前がついたようです。食虫植物ではありません。
やっぱり、「コマチソウ」と呼んであげたいですね。
蝶が好きな花のようで、花畑の中ではあちこちで蝶が舞っていました。
モンキチョウです。
ヒメアカタテハでしょうか。
クマバチもやって来ました。
カナブンのような虫が飛んでいました。コガネムシ科のシロテンハナムグリではないかと思います。
白花もあります。
虫たちの動きを見ているとかわいくて癒されますが、触りたくはありません。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
ヒメジョオン(姫女苑)が咲いていました。 ― 2020年06月12日 10時36分20秒
シャンシャン3歳の誕生日 ― 2020年06月12日 11時19分58秒
今日6月12日に上野動物園のジャイアントパンダ「シャンシャン(香香 Xiang Xiang)」が3歳の誕生日を迎えました。
新型コロナウィルスによる感染拡大を防止するため、上野動物園は未だ休園中です。
年末には中国へ返還されてしまう予定のシャンシャンにとっては日本で迎える最後の誕生日だったので、開園を望んでいた人は多かったのですが、残念です。
(2019年8月6日撮影)
シャンシャンの誕生日を迎えた上野動物園では、動画配信や3歳記念オリジナルグッズの販売など、様々な企画で3歳の誕生日をお祝いしています。
上野動物園の公式サイトからお楽しみください。
その中の一つ、3歳の誕生日ケーキをプレゼントした動画がアップされていました。
パンダ団子やタケ、リンゴ、ニンジン、野菜ジュースや果物ジュースで色付けをした丸氷などが氷の器に盛りつけられています。
最終的には誕生日ケーキよりもタケの方が良かったようですが・・・。
こちらからご覧ください。(音声があります)
上野動物園の誕生日ケーキプレゼント動画の一コマ。
© Tokyo Zoological Park Society
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
6月13日追記
上野動物園は完全予約制で6月23日から再開すると発表されました。
入園後に全ての人がパンダ舎を通ってジャイアントパンダを歩きながら見るようにすると言うことです。写真撮影は禁止されます。シャンシャンの写真はもう撮れないかもしれませんね。
ざんね〜ん!
神奈川県警の「神7」ちどり ― 2020年06月13日 11時20分07秒
AKB48が選抜総選挙を行なっていた頃、選抜総選挙で上位7位に入ったメンバーを指す言葉として「神7 (かみセブン・かみなな)」という呼び方が流行っていました。
神奈川県警の「神7」がやってきました。海上保安庁施設に停泊している巡視船「PL10 ぶこう」の前を通っていきます。
小さいですね。この船は神奈川県警・横浜水上警察署に配備されている警備艇「神7 ちどり」です。
「神7 ちどり」は総トン数:1.50トン、全長:5.44mで、乗船定員は5人(うち乗務船員1人)です。
1993年(平成5年)に就役しました。
コロナ禍の影響でクルーズの予定が立てられない「飛鳥Ⅱ」が、母港である横浜港に停泊を続けていますが、その横を通っていきます。
任務を終えて横浜水上警察署に帰っていくようです。
横浜水上警察署横の船溜まりに着岸している「神7 ちどり」です。
左の10トンクラスの警備艇と比べても、かなり小さく見えます。
小さいので、狭い川に入っていけたり、小回りが利くという利点があります。
神奈川県警の「神セブン」は
神1 しょうなん 41トン
神2 あしがら 21トン
神3 つるぎ(旧そうぶ) 10トン
神5 はこね 10トン
神6 みうら 10トン
神7 ちどり 1.5トン
(神4 はありません)
になりますが、他にも神奈川県警では
神8 はやかぜ 10トン
神11 やまゆり 1.3トン
という警備艇と、2艇の水上バイクを所有しています。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
「飛鳥Ⅱ」と「にっぽん丸」コロナ禍で横浜に停泊中 ― 2020年06月14日 10時58分14秒
新型コロナウイルスの影響で、今後の外航クルーズ客船の予定が見通せない状況の中、横浜を母港とする「飛鳥Ⅱ」が横浜港大さん橋国際客船ターミナル(大さん橋)に停泊しています。
「飛鳥Ⅱ」は、世界1周クルーズやチャータークルーズも含め、7月まで全てのクルーズが中止になっています。
「M.S.」は民間の船に用いられる、内燃機船(Motor Ship)を表す接頭辞です。
「新港ふ頭客船ターミナル(横浜ハンマーヘッド)」には東京を母港とする「にっぽん丸」が停泊。
どちらの船も、しばらくの間停泊する予定のようです。
「新港ふ頭客船ターミナル」には客船ターミナルとして開発される以前から歴史的に貴重な産業遺産「ハンマーヘッドクレーン(50トン定置式電気起重機)」があり、客船ターミナルとホテルなどの複合商業施設、プロムナード(公園)などの施設の総称として「横浜ハンマーヘッド」という名称が付けられました。2019年10月31日に開業し、すべての施設の完成は2020年夏以降になります。
このハンマーヘッドクレーンは、1914年(大正3年)に建造されたイギリス製の50トン ジャイアント・カンチレバークレーンで、日本に3基(他は長崎県長崎市および佐世保市に現存)、世界でも17基しか存在しない貴重な産業遺産だということです。
新港ふ頭客船ターミナルに停泊する「にっぽん丸」
コロナ禍が終息して、外航クルーズなどが早く再開されるといいですね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
樺美智子さんの死から60年 ― 2020年06月15日 09時59分10秒
1960年6月15日、樺 美智子(かんば みちこ)さんという東京大学の学生が、学生運動のデモで警官隊と衝突した際に死亡しました。
警察側は転倒が原因の圧死と主張し、学生側は機動隊の暴行による死亡と主張しましたが、真意の程は定かではありません。
今日はそれから60年目にあたります。
折しも、3月20日に公開されながらもコロナ禍の為に中断されていた映画「三島由紀夫 VS 東大全共闘 50年目の真実 」の上映が再開されています。
香港の民主化デモや人種差別抗議デモなど、現在でも身近な所で大規模なデモンストレーションが行われています。
いつの時代でも歴史は繰り返され、私たちの今の行動が歴史として残されていくんですね。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
シロツメクサにミツバチが ― 2020年06月16日 11時59分47秒
6月1日から再開園されている国営昭和記念公園の「みんなの原っぱ」が一面のクローバー畑になっていました。
「みんなの原っぱ」は、南北に約400m、東西に約300mの広大な原っぱです。
原っぱの中央にある、公園のシンボルツリーでもある大欅(ケヤキ)は高さが20メートル以上あります。
ゲームやスポーツを楽しんだり、木陰で一日のんびり過ごしたりと、都民や近隣の人々の憩いの場になっています。
今は、緑の中に点々とシロツメクサの白い花が咲いています。
シロツメクサ(学名:Trifolium repens )はマメ目、マメ科、シャジクソウ属の多年草で、漢字で「白詰草」と書きますが、英名でWhite clover(ホワイトクローバー)というので、日本でもクローバーの名が一般的になっています。
4枚の葉がある物は「四つ葉のクローバー」として珍重されています。
(漢字で「爪草」と書くツメクサはナデシコ目、ナデシコ科で、別の植物になります)
「みんなの原っぱ」の大量のシロツメクサの中を、ミツバチやモンシロチョウが、蜜や花粉を求めてやってきました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
昨日、六本木ヒルズにて ― 2020年06月17日 12時02分55秒
「多目的トイレ」の「多目的」を拡大解釈してしまったタレントが話題になっている、六本木ヒルズです。
写真は今回話題になっているトイレとは関係ありません。駐車場エレベーター側ではなく、毛利庭園側のトイレです。
六本木ヒルズの玄関口にあたる「66プラザ」には大きなケヤキが枝葉を広げて木陰を作り、水のある風景が潤いのある空間を演出しています。
木洩れ日がミストと協演して、流れ落ちる水と共に都会の真ん中に自然の雰囲気を創り出します。
フォトスポットとしても人気があります。
敷地内にある「毛利庭園」も都会のオアシスとして親しまれており、初夏にはカルガモ親子の姿も見ることが出来ます。
池の中のパブリックアートはジャン=ミシェル・オトニエル作「Kin no Kokoro」。 右端に見えるビルはテレビ朝日本社ビルです。 その左横に東京タワーがあるはずですが、白く飛んでしまってうっすらとしか見えません。
66プラザの一角から見た東京タワーです。
森タワー52階の展望施設「TOKYO CITY VIEW(東京シティビュー)」や屋上「SKY DECK(スカイデッキ)」からは東京タワーと東京スカイツリーを同時に見ることが出来、お台場、羽田空港、横浜、渋谷、新宿、池袋方面などを360度展望出来ます。(昨日はかなり霞んでいましたが・・・)
スカイデッキから景色を見ていたら、すぐ下をヘリコプターが飛んでいきました。 海抜270メートルだと、ヘリコプターを眼下に見ることが出来るんですね。
東京消防庁所有のヘリコプター「東消へり 7 こうのとり (EC225LP型 スーパーピューマ)」です。
渋谷方向へ飛んで行ってしまいました。ヘリコプター右側の一番高いビルは昨年11月に開業した「SHIBUYA SCRAMBLE SQUARE(渋谷スクランブルスクエア)」です。高さは約230メートル。
それにしても、ヘリコプター低すぎない?
渋谷から右方向の新宿方面には大きな黒い雲がかかっています。空が燃えているようで怖いですね。
その黒い雲の中で一瞬、稲妻が走りました。
右側、上の方が青く見えるビルは東京都庁、ビルの先端が輝いているのはNTTドコモ代々木ビルです。
雨が降りだすといけないから、早く帰ろっと。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
最近のコメント