横浜に入港した「さるびあ丸」 ― 2024年05月26日 15時21分00秒
昨夕、伊豆諸島と東京・横浜を結ぶ客船「さるびあ丸」が、横浜に入港してきました。
横浜ベイブリッジの下をくぐってきます。向こうの大きな船は、大黒ふ頭に着岸している自動車運搬船です。ベイブリッジの主塔の間に見える円形の部分は「スカイウォーク」という展望施設の「スカイラウンジ」で、ベイブリッジの下を通る船を間近に見ることが出来ます。
右の塔はスカイウォークに行くためのエレベーターがある「スカイタワー」です。
左の橋は首都高速湾岸線が通る「鶴見つばさ橋」です。橋の全長(1,020m)は一面吊りの斜張橋としては世界一の長さを誇ります。
「さるびあ丸」は、東海汽船が運航する貨客船です。東京や横浜と伊豆諸島の島々を結ぶ定期船で、島の人々にとってはなくてはならない交通機関であるとともに、大島や神津島などに向かう観光客にとっても重要な乗り物です。
沿海区域(御蔵島まで)の旅客定員は1,343人で、物資運搬のためのコンテナ38個を積むことが出来ます。
この船は2020年6月25日に就航した船で、さるびあ丸としては3代目になります。 総トン数:6,099トン、全長:118メートル、全幅:17メートルです。母港は東京です。
左端に小さく見える橋が「鶴見つばさ橋」で、右側の橋は「横浜ベイブリッジ」です。2つの橋は首都高速湾岸線でつながっています。
船首側遠くに見える船は「氷川丸」、その右に「横浜マリンタワー」、その手前から右の方に続く木々があるのは「山下公園」です。山下公園の中央辺りに見える5階建ての白い建物は、横浜の老舗ホテル「ニューグランド」で、その右に1991年に開業した地上18階の「ニューグランドタワー」があります。
横浜港大さん橋国際客船ターミナルB号ふ頭に左舷接岸をするため、180度転回します。
「さるびあ丸」が横浜港に立ち寄るのは、大島・利島・新島・式根島・神津島航路で運航している時だけで、7月と8月を除く往路金・土曜日、復路土・日曜日に限ります。横浜に寄港する便は、横浜 - 東京間のみの利用も可能です。
「N旗」と船体が同じようなデザインですね。
※ N旗は、船が接岸する時の目印となるもので、ブリッジ(操舵室がある船橋)をこの位置に合わせます。その際、国際信号機でアルファベットの「N」を表す「N旗」を使います。
船体のカラーリングは野老朝雄氏によるものです。野老氏は、2020年東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムをデザインしたデザイナーです。エンブレムになんとなく似ていますね。 っていうか、そのまんまですね。
東京に行くお客さんを乗せた後、18時30分頃に東京の竹芝桟橋に向けて出航していきました。
同日の23時20分頃に再度横浜港に入港し、伊豆諸島に行く乗船客を乗せた後、大島(伊豆大島)に向けて出航します。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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