「TAGBOAT × 百段階段」展 ~文化財と出会う現代アート~ ― 2020年09月26日 21時20分30秒
ホテル雅叙園東京(旧 目黒雅叙園)で、コロナ禍での展示休止の後初めての展覧会となる「TAGBOAT × 百段階段」展 ~文化財と出会う現代アート~ が開催されています。
この展覧会は、絢爛豪華な欄間や天井画など、昭和の竜宮城と称された「ホテル雅叙園東京・百段階段」を舞台に、「TAGBOAT」がセレクトした新進アーティスト30名が独創的なアート作品で新たな世界感を創りあげる特別企画です。
「TAGBOAT」は、世界最大のオンラインギャラリーを運営する会社です。
「百段階段」は、ホテル雅叙園東京の前身である目黒雅叙園3号館にあたり、1935(昭和10)年に建てられた当館で現存する唯一の木造建築で、国の登録有形文化財や東京都有形文化財に指定されています。
99段の階段廊下で結ばれた7つの部屋はそれぞれ趣向が異なり、各部屋の天井や欄間には、当時屈指の画家や大工によって創り上げられた美の世界が広がっています。
本展では、そのような美術品と現代美術がコラボしています。
『十畝の間(じっぽのま)』
展示風景
廣瀬祥子 《 sword_01 _02 _03 》 他
友成哲郎 《 Pure 》 18㎝×17㎝ シリコン、布、毛、石膏にアクリル、レジン
『魚樵の間(ぎょしょうのま)』
展示風景
『草丘の間(そうきゅうのま)』
ホリグチシンゴ(奥) Limo(手前) 展示風景
石井七歩 《 色、女、変 》 300㎝×130㎝ 布、アクリルガッシュ
橋本仁 《 Memory Code - deer's memory 》 縦35 横18 高さ23cm 鹿の頭骨にアクリルペイント、彫刻
『静水の間(せいすいのま)』
展示風景
『星光の間(せいこうのま)』
展示風景
Aira 展示風景
TARTAROS JAPAN 《 Realcamo World AutomaticWAVE 2020 Tokyo GDP Top5 Camouflare 》 91.5×60.5cm ジークレー、シルクスクリーン、世界100ヶ国紙幣カモフラージュコラージュ
TARTAROS JAPAN 《Automatic Wave $B55875035D Prussian blue》 91.5×60.5㎝ アクリル、金箔、銀箔、コラージュ、日本銀行券、ドル紙幣、木製パネル
よく見ると、日本の紙幣とドル紙幣が細かく切ってコラージュされています。富士山の部分には千円札に描かれている本栖湖から見た富士山が。
『清方の間(きよかたのま)』
展示風景 : 後島夢乃
神田さおり 《おんせんにんぎょ -温泉人魚絵図ー》 171×176㎝ 金箔張り屏風にアクリル絵具、鱗部:ミクストメディア
大槻透 展示風景
『頂上の間(ちょうじょうのま)』
伊藤咲穂 《巡る》 400×400×高さ300㎝ 楮(こうぞ)、砂鉄、鉄粉、膠(にかわ)、澱粉糊、金糸、墨
山口真人 《 City Lights Case1、Case2、Case3 》 各35×99×5.5㎝ LED Display 、Program
作者は、「アナログとデジタルが共存する空間にギャップを感じるのか、調和を感じるのか、みなさんがこの作品を通して、デジタルとアナログが混在する世界をどう感じるかを体験してもらいたいです。」と言っています。
画面に流れる文字は「THE FUTURE MAY BE DIGITAL, BUT OUR WORLD IS STILL BEAUTIFUL(全てはデジタル化されていくけど、うちらの世界はまだまだ美しい)」という詩だそうです。光の流れが早くて、動体視力が良くないと読むのは困難です。
開催場所: ホテル雅叙園東京・百段階段
開催期間: 2020年9月11日(金)~10月11日(日)
開催時間: 日~木曜日・祝日 10:00~17:00 金・土・祝前日 10:00~20:00
※入場は閉館の30分前まで
入場料: 一般 ¥1,600 学生 ¥500
※学生は要学生証呈示、未就学児無料
※新型コロナウイルスの感染予防を目的として、混雑緩和のため入場制限を行っています。一定数になりましたら、お待ちいただく場合があります。公式オンラインチケットでは通常の入場券のほか、優先的に入場できる日時指定券も販売しています。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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