白難波と冬至(神代植物公園の白梅) ― 2019年02月11日 09時22分45秒
都立神代植物公園で早咲きの梅が見頃を迎えています。
神代植物公園には梅園がありますが、梅園の他にも園内の所々で白やピンクの梅の花を見ることが出来ます。
その中から、白梅の白難波(しろなんば・しろなにわ)と、冬至(とうじ)です。
白難波は、(しろなんば)、(しろなにわ)と読まれます。どちらが正しいのかは分かりませんが、神代植物公園では「しろなんば」で統一しているようです。
学名は「Prunus mume 'Shironaniwa'」又は「Prunus mume 'Shironamba'」。
白難波は野梅系・難波性の白梅で、中輪の八重咲きです。
挿木でよく発根する性質を持つことから、関東地方では多くの品種の接木の台木に使われているということです。
冬至(とうじ)は、冬至の頃に咲き始める早咲きなので、この名が付きました。
冬至は現在では12月21日か22日を指しますが、以前はこの日から小寒前日までの約15日間を冬至と言っていました。
冬至は野梅系の白梅で、中輪の一重咲きです。
一重咲きなので紅色の萼片が透けて、白難波よりも赤っぽく見えます。
学名は、「Prunus mume 'Touji'」です。
「梅」全体はバラ目、バラ科、サクラ属の落葉高木で、学名が「Prunus mume」です。
Prunusは「プラム」。スモモ、ウメ、アンズなどを含む、Prunus 属の亜属を指します。
mumeは梅のことです。
英名は「Japanese apricot」といいます。apricotはアンズの英名です。
次回は神代植物公園で咲いている紅梅をアップしようと思います。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
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