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読書する女性たち2023年09月18日 15時12分47秒

ブリヂストンの創業者である実業家・石橋正二郎の収集した美術品を展示するため、1952年、東京・京橋のブリヂストン本社ビル内に開館した「ブリジストン美術館」が、2020年1月に23階建てビルに建て替えられた「ミュージアムタワー京橋」の、1階から6階を使用して「アーティゾン美術館」としてリニューアル開館しました。
アーティゾン美術館

アーティゾン美術館が所蔵する、約3000点からなる収蔵品の中から厳選された作品を定期的に入れ替えて展示する「石橋財団コレクション選」の特集コーナー展示として、「読書する女性たち」が開催されています。
石橋財団コレクション選 特集コーナー展示 読書する女性たち
ヨーロッパでは18世紀以降、読書する女性の姿が描かれるようになります。西洋に学んだ日本近代の画家たちも、同じ画題を取りあげました。本展では、石橋財団コレクションから、女性が読者として描かれたマティスやカサット、山下新太郎らの作品を紹介しています。

山下新太郎(YAMASHITA Shintaro)《読書》 1908年 油彩・カンヴァス 100.0×73.1cm
山下新太(YAMASHITA Shintaro)《読書》 1908年 油彩・カンヴァス 100.0×73.1cm
山下は、東京美術学校(東京藝術大学美術学部の前身)西洋画科を卒業と同時に、東京外国語学校フランス語専科に入学、後日フランス語を第一外国語または第二外国語とする暁星高等学校に転校しています。 この作品はフランス留学当時の作品です。

メアリー・カサット (Mary CASSATT) 《娘に読み聞かせるオーガスタ》 1910年 油彩・カンヴァス 116.2×88.9cm
メアリー・カサット (Mary CASSATT) 《娘に読み聞かせるオーガスタ》 1910年 油彩・カンヴァス 116.2×88.9cm
この作品は、カサットが晩年を過ごしたパリ近郊、ル・メニル=テリビュにあるボーフレーヌ館の緑豊かな庭園で描かれた母子像です。

展示風景

アンリ・マティス(Henri MATISSE) 《オダリスク》 1926年 油彩・カンヴァス 55.5×46.8cm
アンリ・マティス(Henri MATISSE) 《オダリスク》 1926年 油彩・カンヴァス 55.5×46.8cm
オダリスク(Odalisque)とは、オスマン帝国においてスルターンなどイスラームの君主のハレムで奉仕する女奴隷を指します。18世紀から19世紀にかけてヨーロッパでは絵画の題材として好んで描かれました。

ヘンリー・ムーア(Henry MOORE) 《本を持つ女(『生誕80年記念版画集』より)》 1976年 リトグラフ 20.2×14.0cm
ヘンリー・ムア(Henry MOORE) 本を持つ女(『生誕80年記念版画集』より) 1976年 リトグラフ 20.2×14.0cm

ジョージ・スミス(George SMITH) 《婦人像》 1866年 油彩・板 56.0×40.1cm
ジョージ・スミス(George SMITH)《婦人像》 1866年 油彩・板 56.0×40.1cm

本展はこの特集コーナーに加えて、「石橋財団コレクション選」としてロダンやマネ、ルノワール、ピカソ、ゴッホ、ゴーギャン、マティス、カンィンスキー、岸田劉生、藤島武二など、国内外の著名な芸術家の作品60点余りで構成されています。


「石橋財団コレクション選 特集コーナー展示 読書する女性たち」開催概要
開催会場:アーティゾン美術館 4階 展示室
開催期間:2023年9月9日[土] - 11月19日[日] 休館日:月曜日(9月18日、10月9日は開館)、9月19日、10月10日
開館時間:10:00ー18:00(11月3日を除く金曜日は20:00まで)*入館は閉館の30分前まで
観覧料金:一般 窓口販売 1,500円 WEB予約チケット 1,200円  大学・専門学校・高校生 無料(要WEB予約) 中学生以下 無料(予約不要)
  ※障がい者手帳をお持ちの方と 付き添いの方1名は無料(予約不要)
  ※一般と中学生以下以外は要証明   ※この料金で同時開催の展覧会を全て観覧できます。



最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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