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D51の屋根に「花粉光環」2024年03月14日 10時17分00秒

スギ・ヒノキ花粉症の私には辛い日々が続いています。 昨日は風が強くて、花粉がたくさん飛んでいたようです。今日も多く飛びそうですね。

川崎市の生田緑地にある「かわさき宙と緑の科学館」が屋外展示している蒸気機関車「D51」(通称デコイチ)の屋根に「花粉光環」が見えました。(小さいので画像をクリック / タップして拡大画像で見てください)
D51と花粉光環
「花粉光環」とは、大量の花粉が大気中に飛散することで起こる現象で、太陽の周囲に虹色の光の環が見えます。 太陽の光が花粉の粒子によって屈折することで起こる光の回折現象の一種で、虹のような輪が幾重にも広がります。

公園に立っている街路灯で太陽を半分隠して見てみました。
花粉光環
よほど条件が整っていないとなかなかはっきりとは見えないのですが、太陽を隠さないで見ても眩しすぎて見えません。目を傷めない為にも、必ず太陽を指や電柱、建物などで隠して試してみて下さい。
太陽が全く隠れた位置から少しずつ目の位置を移動して太陽が見えるようにしていくと、虹色の円が見えてきます。

木の小枝の間から太陽が見えるように撮りました。
花粉光環

太めの枝で太陽を隠してみました。
花粉光環

くれぐれも、目を傷めないように十分注意してください。

写真を撮るときは一眼レフではなく、コンパクトデジタルカメラやミラーレスカメラの様に、モニター画面を液晶に映し出す方式をお勧めします。一眼レフは太陽の光が光学レンズやミラーを通して眼球に直接届くので目を傷める危険性が増します。
ミラーレスだとファインダーを覗いても液晶画面というワンクッションがあるので、危険性は少し和らぎます。

写真を撮る場合の参考として今回の撮影データを載せておきます。(焦点距離は35ミリフルサイズ)
蒸気機関車=焦点距離:35ミリ、絞り:F20、シャッタースピード:1/400、感度:ISO100
街路灯=170ミリ、F20、1/400、ISO100
小枝の間=200ミリ、F20、1/640、ISO100
太い枝=180ミリ、F20、1/640、ISO100
あまり絞りすぎると回析現象で画像全体がボケてしまう恐れがありますが、光条(太陽から伸びるすじ)をはっきりと出すためにあえてF20まで絞り込んでいます。

私の体感でその日の花粉飛散量が多いか少ないか分かりますが、体感の強さと花粉光環の出現率はほぼ一致するようです。



最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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