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「腹腔鏡下胆嚢摘出術」退院までの顛末2019年02月20日 19時40分14秒

「腹腔鏡下胆嚢摘出術(ふくくうきょうか たんのうてきしゅつじゅつ)」を受けて、自宅療養中の私。
暇で暇でしょうがないので、その顛末を書いてみようと思います。

2018年9月末に行なった健康診断のエコー検査(超音波検査)で、胆嚢ポリープの疑いを指摘され、精密検査を受けることにしました。(任意です)
15年以上前から胆石があることは指摘されていました。

2018年11月20日(火)。
会社の産業医からの紹介状を持って総合病院の消化器内科でCT検査を予約。同時に採血をして、主に消化器系癌に対する腫瘍マーカー等の検査を行いました。

2018年11月28日(火)
採血をして、梅毒に関する検査やB型肝炎・C型肝炎など肝炎ウイルス関連検査を行った後、造影剤を使用した腹部CT撮影です。
造影剤は点滴で行います。体や頭が少し熱く感じることがありますが、通常のことで心配は無いようです。造影剤ですから眠るようなことはありません。

その日のうちに担当医の先生から結果説明を受けます。
先生、CT画像で胆嚢ポリープを探しているのですが、見つからないようです。再度画像を見直して、ポリープらしきものを見つけました。大きさは10mm位です。
ポリープが10mmを超えると癌化している可能性が高くなるということで胆嚢摘出手術を勧められましたが、腫瘍マーカーにも癌の反応は出ていないということと、「本当にポリープなの?」という疑問が頭の中をよぎったので、経過観察をしてみることにしました。
念のため胃カメラもやってみようということですが、胃カメラは予約待ちが多いということで、約1か月後の12月29日に予約が取れました。(12月29日の土曜日なんて、みんな忘年会でお酒飲みまくってる時に胃カメラなんてやらないでしょう。)

その後日、会社の保健師との面談です。
ずっと経過観察で済ますか、この再手術をしてしまうか私としては悩んでいたのですが、消化器内科の先生から会社の産業医への結果回答書に「胆嚢ポリープ(10mm位)、胆嚢内結石もあるので手術を勧めましたが経過観察でフォローを続けることになりました。」と書いてあったので、産業医としては当然手術を勧めますよね。
で、私としてもポリープが悪性になる(又はすでに悪性である)可能性や、胆石で突然強烈な痛みを味わうかもしれない恐怖に怯えながら生きていくより、この際すっきりした方がいいと考えて胆嚢摘出手術を選ぶことにしました。
胆石や胆嚢ポリープでは胆嚢ごと摘出するのが通常の処置だと、どのサイトを見ても書いてありました。理由を読めば納得できます。

2018年12月29日(土)
胃カメラです。私、嘔吐反応が強いので、全身麻酔(鎮静剤)と喉の局部麻酔との併用にしてもらいました。
食道、胃から十二指腸までを検査します。
苦痛は全くなく、眠っている間に終わりました。
詳細はこちら

2019年1月15日(火)
胃カメラの結果を聞きに行きました。異常無しです。
消化器内科の先生に手術を受ける方向で進めたい旨を伝えると、外科を紹介してくれました。

2019年1月22日(火)
今日からは外科です。
前の消化器内科でも消化器内科部長の先生に当たりましたが、外科でも外科部長の先生が担当医になりました。ラッキーです。
外科の先生もCT画像からポリープを確認しにくいようで、なんだか腑に落ちないような顔をしています。何かがあることは確認できるようです。
でも、胆嚢内結石と胆嚢ポリープという病名で、腹腔鏡下胆嚢摘出術を受けることになりました。
手術としては易しい中でも易しい部類に入る手術だということです。
まず手術日を2月15日(金)に決めて、手術に必要な検査を受ける日を決めます。
「今日検査受けられますか?」と言われたので、簡単に「はい。」と言ってしまいましたが、今日の朝2時まで酒飲んでたんだった。まっ、いいか。
血液検査は、あの試験管みたいなのに4本も血を取られました。血液型から始まって、健康診断の時にやるような検査、出血・凝固検査まで20項目以上に及ぶようです。
身長・体重から血圧、心電図、肺機能検査、胸部X線、腹部X線もベルトコンベアに乗ったようにスイスイと進みます。
前回とは別の目的で腹部CT画像を撮影するということで、次回は又、造影剤を使用したCT(Computed Tomography=コンピュータ断層撮影)です。
総胆管に石や腫瘍が無いか調べるためだそうです。

2019年1月25日(金)
造影剤を使用した腹部CT撮影。

2019年2月2日(土)
各種検査の結果説明と手術に関する詳しい説明。親族の同席が必要なので、土曜日にしてもらいました。
手術に伴う合併症など危険性の説明。(この説明を聞くと、1万分の1の可能性でも起こりうることを全て説明されるので、手術を受けるのが怖くなります。)
この時点で、病名が「胆嚢内結石、胆嚢腺筋症、胆嚢ポリープ疑い」になっていました。外科の先生は胆嚢腺筋症じゃないかと判断したようです。
胆嚢腺筋症というのは簡単にいうと、胆嚢の壁に別の袋状の構造(憩室=けいしつ)ができてしまい、胆嚢の壁の厚さが変化することだそうです。腺筋症だけなら悪性であることは殆どありません。

先生のお話の後、入退院受付窓口で入院手続きと入院に関する説明を受けます。
入院生活で必要な物は、一覧がここで手渡されますので、早速入院の準備をします。
限度額適用認定証を提出すると、窓口での支払額が自己負担限度額までに抑えられます。(提出しなくても後日、健康保険組合などから自己負担限度額を超えた分が返還されます。)

2019年2月15日(金)
手術です。
当然ですが前日の夜10時以降は飲食はできません。
9時半に病院に入り、入院や手術の手続きをしてから病室に行きます。
ベッドの頭の方に窓がある快適な部屋です。
ここで手術着に着替え、点滴を受けて午後1時に手術室へ行きます。
肺梗塞や深部静脈血栓症(足の静脈がよどむことで血が固まって足の血管が詰まり、肺の血管も詰まる)を防ぐために術中はエアーマッサージ器を脚に装着しますが、術後もATストッキング(弾性ストッキング)を穿き続けてそれを防ぎます。
説明では術中・術後は尿道カテーテルを入れて排尿をするということでしたが、尿道カテーテルは勘弁してもらえるらしく、看護師さんから「普通は大人用おむつを売店で買ってきて着用してもらうんですが、お若いのでその必要は無いでしょう。」と言われました。「お若い」と言われたのが滅茶苦茶嬉しかったのですが、入院中に見ると患者さんは70歳~90歳位の人がいっぱいいるので「お若い」は当たり前でしょう。残念~!
術後に確認したら、術中も術後も尿道カテーテルやおむつは使わなかったということです。良かった!

手術中は当然意識はありませんが、麻酔が覚めかけたタイミングを見計らって口から管が抜かれるのを感じました。全身麻酔の際、気管内挿管法といって気管内にチューブを挿入します。このチューブを抜くタイミングが早すぎても遅すぎてもいけなくて、遅すぎると麻酔が覚めているので喉に痛みやオエッという嗚咽感があるそうです。グッドタイミングで抜いてくれました。

その日はナースステーション近くの術後回復室で緊急事態に備えてくれます。
手術当日はさすがに傷口が痛いのですが、翌日からは動かなければ痛みはなく、病室での退屈な日々が続きます。

手術当日から少しずつ水を飲むことが出来ます。
翌日の昼食と夕食は、お粥と消化に良いおかずが出ます。トイレも自分で行けます。
術後2日目は朝から普通食が出ます。動く時に傷口がちょっと痛いのを我慢すれば、普通に生活が出来ます。

腹腔鏡下胆嚢摘出術の場合は普通2日後に退院ですが、私の場合は金曜日に手術をしたので月曜日に退院になりました。
3食昼寝付きでリゾート気分でいられるので、私としてはもっと入院していたかったくらいです。退屈ですけどね。

退院後に傷口に貼ってあったテープをはがしてじっくりと見てみると、おへその下1cm位の所に2cm位の傷。その上6cm位の所(おへそよりも5㎝位上になります)左右に12cm位離して1cm弱の小さい傷(2ヶ所)があります。傷口を結ぶと体の正面から見て逆三角形を作ります。自分から見てその右側少し下に探さなくては見えないくらいの小さい傷がもう一つありますが、手術中に胆汁などの体液を排出するためのドレーンを通した跡のようです。
今は痛みは動いても殆ど感じません。
医学の進歩ってすごいですね。
手術方法が進歩しても、その手術が出来る技術がないと成功しません。先生に感謝!です。

2月15日のブログ(手術当日)
2月18日のブログ(退院の日)
2月22日のブログ(おまけ)
も、よろしかったら見て下さい。入院中はiPhoneでUPしました。


最後までご覧いただき、ありがとうございました。


《 2月21日追記 》
手術に立ち会ってくれた息子の話では、手術後に摘出した胆嚢を見せてくれて、手術用のハサミで胆嚢を切って中を開くと、中から1cm位の石がコロンと出てきたそうです。(上の写真。下の黒いの)
その他ゴマ粒より小さいくらいの石が複数あり、胆嚢内壁の一部に硬いしこりのようなものがあったといいます。
この「しこり」がポリープなのか、胆嚢腺筋症なのかを退院の際に外科の先生に聞いたら、「ポリープとは断定できません。」と言われました。生検に出しているので、結果を待ちましょうということですが、私としては癌化の可能性が断然低い胆嚢腺筋症の結論の方が良いのですが。
胆嚢腺筋症の場合は通常医者は経過観察を選択しますが、どちらにしろ、こんなに大きな石が胆嚢に入っていたのなら、歳をとって体力が弱ってから手術をするより、今手術をしておいて本当に良かったと思います。

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