コンデサ デ サスタゴ(Condesa de sastago)バラ ― 2023年04月10日 07時09分05秒
ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ ― 2023年04月10日 18時38分51秒
六本木にある国立新美術館で開催されている「ルーヴル美術館展 愛を描く」とコラボレーションしたメニューが、館内のレストランやカフェで提供されています。
黒川紀章設計による国立新美術館の建物3階にあり、中空に浮かぶように輪を描く「ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ」は、フランスのポール・ボキューズの正統派フランス料理を気軽なスタイルで楽しめるブラッスリーです。
「ルーブル美術館展 特別コース」をいただきました。
前菜は、「オマール海老のポッシェ アスパラガスのピューレ モリーユ添え ニコラ・ランクレ《鳥籠》をイメージして」です。
春から初夏にかけて旬を迎えるグリーンアスパラガスとオマール海老の色鮮やかなコンビで、作品に描かれた男女のモチーフを表現しています。
グリーンアスパラガス本来の甘みや香りが凝縮されたまろやかなピューレに、弱火で優しく茹でたオマール海老をのせて、モリーユ(茸)とマデラソースで官能的な味わいに仕上げています。
ミルクの泡、女性の青いドレスを表現した大根のピクルスや帽子のクルトンが、味わいと食感のアクセントになります。
魚料理は、「スズキとホタテのポワレ オレンジとトマトのサラダ オレンジ風味のブールブランソース ドメニキーノ(本名 ドメニコ・ザンピエーリ)《リナルドとアルミーダ》をイメージして」。
オレンジ、トマト、オリーブ、ハーブの地中海の香りとカラフルな色彩が印象的な、お魚の一皿です。
スズキとホタテに合わせているのは、柑橘のエッセンスを添えたフランス料理の王道、白ワインベースのブールブランソースです。
男女の間の誘惑が、愛くるしい天使らとともに描かれた作品の世界観を、お皿の上で再現しています。
肉料理は、「牛フィレ肉のグリエ 赤ワインソースとりんごのピューレ ジャガイモのドフィノワとともに ピーテル・ファン・デル・ウェルフ《善悪の知識の木のそばのアダムとエバ》より」。
牛フィレ肉とジャガイモのグラタン、赤ワインソースというクラシックなフランス料理に、善悪の知識の木に象徴される「りんご」のテーマをのせた、本コースのメインディッシュです。
りんごの果実味溢れる味わいが、牛肉の旨味とコクをぐっと引き立てます。穏やかな甘みと酸味の効いたりんごのピューレとりんごのキャラメリゼを添えて軽い苦味をプラスし、味わいに立体感を演出しています。
デザートは、「ホワイトチョコのムースとフランボワーズのソルベ ピスタチオ風味のアングレーズソース フランソワ・ブーシェ《アモルの標的》より」。
《アモルの標的》という作品の特徴であるロココ様式を代表するような優しく繊細な色遣い、6人のアモル(キューピッド)のそばに色とりどりの花が咲き、甘く優美な「愛」の様相をお皿の上で表現しています。
アモルを表わしたビスキュイ、アモルのシンボルである弓矢とハートのモチーフをホワイトチョコレートのムースにあしらい、愛の誕生を讃える華やかな一皿に仕上がっています。
イメージの基になった絵画の写真と料理の説明が載ったMENUがテーブルに置いてあるので、それを参考にいただくと、イメージが理解できます。
このブログの料理の説明は、ほぼほぼそのMENUからのパクりです。
ポール・ボキューズのロゴが入った、かわいいデミタスカップです。
反対側は「BRASSERIE PAUL BOCUSE」の文字とサインが入っています。
このカップとナプキンは販売もしています。買う気が無かったので値段は見ていませんが・・・
コースは税込8,800円でした。
昨日アップした「ルーブル美術館展 愛を描く」のブログはこちら。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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