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船が通れない虹橋2008年02月08日 00時35分49秒

朝8時半頃、横浜ベイブリッジをドライブ。
早朝で車も少なく、斜張橋の11段のケーブルが風を切って後ろへ流れていく。

このケーブル、直径7mmの亜鉛メッキ鋼線を最大421本も集束して、ポリエチレン被覆をしていると言う。最大径は175mm。

東京のレインボーブリッジもよく通るが、橋を走っている感じはベイブリッジの方がずっと気分がいい。
でも、走行中、橋からの夜景の眺めはレインボーブリッジが最高!

ベイブリッジの下層には国道357号線、レインボーブリッジの下層には都道482号線(歩道あり)が通っており、こちらは通行料無料。
お金が無いときにはこちらを通る。
レインボーブリッジならぬビンボーブリッジ。

ところで、近年、横浜港には世界一周の豪華客船がよく入港する。
サファイヤ・プリンセス(11.6万トン)クイーン・エリザベス2世号(7万トン)飛鳥II(5万トン)など・・・
去年3月20日には、オーロラ(7.6万トン)と飛鳥IIが同時接岸という光景も。

写真は横浜市港湾局提供
手前が飛鳥II、左がオーロラ。奥は氷川丸。氷川丸後方の白とピンクの塔がマリンタワー。
写真をクリックで別画面拡大。

なぜかと言うと、東京港にはレインボーブリッジが出来た為、豪華客船が通りにくくなったせいらしい。
横浜ベイブリッジの橋げたの高さは56m。
レインボーブリッジの橋げたの高さは52m。クイーン・エリザベス2世号の海面高とほぼ同じ。
レインボーブリッジが出来てから、クイーン・エリザベス2世号は東京港に入港していない。
横浜港に入港したサファイヤプリンセス(11.6万トン)は海面高54m。
1999年11月就航のボイジャー・オブ・ザ・シーズ(13・8万トン)は54・2m。
2006年6月就航のフリーダム・オブ・ザ・シーズ(16万トン)は54・5m。
2004年1月就航のクイーン・メリー2号(15万トン)はなんと62mと、レインボーブリッジの下をくぐれないから晴海客船ターミナルまでいけないのだ。

このクイーン・メリー2号、ニューヨーク市にあるヴェラザノ・ナローズ・ブリッジを通過することが出来ないと言うことで設計の最終段階で煙突等のデザインを変更して、海面高を低くしてもこの高さである。

だが、クイーン・メリー2号は、2009年の92日間世界一周クルーズでの横浜港寄港が予定されている。
2009年3月6日、7時から17時の間停泊する予定だという。

海面高62mじゃあ、56mのベイブリッジの下をくぐれないじゃないか!
どうするんだ?
まさか、羽が生えて橋の上を飛んでいくんじゃないだろうなぁ?



雲竹斎先生の今日のうんちく
 トランスフォーマーじゃぁないんじゃから、船が空を飛ぶことはないのじゃ。
 隅田川にかかる昔の勝鬨橋みたいに橋が真ん中から割れて上に跳ね上がって、跳開するわけでもないしのう。第一、そんなことしたら交通量の多い首都高速が麻痺してしまうわい。関係者は跳開免職じゃな。
 クイーン・メリー2号は、自分の船体に対応できない港湾では、乗客の乗り降りは救命ボートと並んで収納されておる専用船を使って、海上で行うんじゃ。
 でっかくなりすぎた為の苦労もあるんじゃのう・・・
 横浜では、ベイブリッジのある大黒ふ頭に接岸するようじゃがな。
ちなみに、レインボーブリッジが低いのは、近くにある羽田空港の影響で主塔の高さ制限がある為じゃ。

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