即非蓮 ― 2014年05月26日 19時00分34秒
国営昭和記念公園の睡蓮（スイレン）が見頃になっています。
花や葉を水面の上に立ち上げて咲く蓮（ハス）に対し、睡蓮（スイレン）は葉も花も水面に浮かんだ状態で展開します。
睡蓮の美しさは、水面に映った風景と葉・花の調和から生れるのではないでしょうか。
この睡蓮は「即非蓮」といい、江戸時代初期に来日した即非如一禅師が日本に伝えたといわれます。
「珠は濁水に沈み、蓮は汚泥に出ず。迷は煩悩となり、悟りは即ち菩提」
即非禅師の一句ですが、「美しい蓮の花も、その根は汚泥の中にあり、それを栄養として美しい花に生育する。私たちは迷い・煩悩があればこそ、釈尊に帰依し行に専念すればそれは菩提となりうる」というような意味だとか・・・
私、迷いや煩悩の塊ではありますが、悟りには全く縁がございません。
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