横浜美術館コレクション展「ヨコハマ・ポリフォニー:1910年代から60年代の横浜と美術」 ― 2020年12月01日 16時38分49秒
2021年3月から改修工事のため長期休館する「横浜美術館」で、休館前最後のコレクション展となる「横浜美術館コレクション展『ヨコハマ・ポリフォニー:1910年代から60年代の横浜と美術』」が開催されています。
「ポリフォニー」とは、独立した複数の旋律とリズムの声部から成る「多声音楽」 を意味する音楽用語であまりなじみが無いのですが、小学校で習った(?)「かえるの合唱」や「静かな湖畔」などはポリフォニーのごく簡単な一形態としてとらえてもいいと思います。
この展覧会では、横浜美術協会が設立した1910年代から60年代までを横浜における美術を取り巻く制度の胎動期として着目し、この間に繰り広げられた表現や美術にまつわる出来事を紹介しています。
本展では、10章構成で横浜とゆかりある作家たちを中心に光をあて、彼らの証言や表現、関係の深い作家による創作の連なりを約150点の所蔵品により追うことで、横浜の地をひとつの手がかりに、およそ60年の美術を複眼的に捉えることを試みています。
序章 憧れの西洋美術
Introduction Admiration for Western Art
第 1 章 横浜美術協会創設前後―川村信雄とその周辺
§ 1 The Formation of Yokohama Bijutsu Kyokai: Kawamura Nobuo and His Circle
第 2 章 フランスへの旅立ち
§ 2 Departing for France
藤田 嗣治 《腕を上げた裸婦》 1923年 油彩、カンヴァス 80.6×44.8㎝
展示風景 長谷川 潔 《風(イェーツの詩に寄す)》 など
佐伯 祐三 《滞船》 1926年頃 油彩、カンヴァス 53.0×65.0㎝
第 3 章 関東大震災からの復興
§ 3 Recovery from the Great Kanto Earthquake of 1923
片岡 球子 《緑蔭》 1939年 紙本著色、額 194.0×286.0cm
第 4 章 新版画の興隆―鏑木清方から石渡江逸まで
§ 4 The Rise of Shin-Hanga Prints: From Kaburaki Kiyokata to Ishiwata Koitsu
展示風景 鏑木 清方 《文芸倶楽部 口絵》 1908~1912年 多色木版
石渡 江逸 《横浜萬国橋》 1931年 多色木版 36.5×24.2㎝
第 5 章 横浜懐古―川上澄生の世界
§ 5 Yokohama in Retrospect: The World of Kawakami Sumio
第 6 章 横展写真部創設
§ 6 Photography Added to the Yokohama Bijutsu Kyokai Exhibition
展示風景 浜口 タカシ 《大和市へ米軍機が墜落》など 1964~1970年 ゼラチン・シルバー・プリント
第 7 章 ニューヨークでの活躍―岡田謙三とイサム・ノグチ
§ 7 Finding International Acclaim in New York: Okada Kenzo and Isamu Noguchi
岡田 謙三 《シルク》 1947年 油彩、カンヴァス 202.0×321.0㎝
展示風景 イサム・ノグチ 《三位一体》 1948年 ブロンズ 139.7×55.9×50.8㎝ など
第 8 章 前衛美術のパイオニア―斎藤義重
§ 8 An Avant-Garde Pioneer: Saito Yoshishige
第 9 章 ハマ展の洋画家と彫刻家
§ 9 Western-Style Painters and Sculptor in the Postwar Yokohama Bijutsu Kyokai Exhibition
展示風景
第 10 章 「今日の作家展」
§ 10 The Artists Today Exhibition
横尾 忠則 《黒いY字路 7》 2011年 アクリル絵具、カンヴァス 112.0×145.3㎝
展示風景 吉村 益信 《大ガラス》 1969年 FRP、人工毛皮、藁、鉄骨 200.0×80.0×188.0㎝ など
[特集展示Ⅰ]宮川香山
Special Feature 1 Miyagawa Kozan
[特集展示Ⅱ]林 敬二
Special Feature 2 Hayashi Keiji
開催場所:横浜美術館
開催期間:2020年11月14日(土)~2021年2月28日(日)
休館日:木曜日(2021年2月11日を除く) 2020年12月29日(火)~2021年1月3日(日)、2月12日(金)
開館時間:10時~18時 ※入館は17時30分まで
観覧料:一般 500円 大学・高校生 300円 中学 100円 小学生以 無料
※本展は、インターネットでのオンライン日時指定予約制です。
*障がい者手帳をお持ちの方と介護の方1名は無料
*毎月第3月曜日は横浜市在住の65歳以上の方無料(要「濱ともカード」提示)
*団体受け入れ及び団体割引は行っておりません。
*企画展観覧当日に限り、企画展の観覧券でコレクション展もご覧いただけます。
*観覧無料の方(小学生以下、招待券・障がい者手帳をお持ちの方など)もオンライン日時指定予約が必要です。
*横浜美術館券売所では、2020年11月14日(土)10時より、オンライン日時指定予約にて完売していない日時を対象に観覧券の予約・販売および観覧無料の方の入館をご案内します。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
アメリカズ・ジュニア・ミス(America's Junior Miss) バラ ― 2020年12月01日 18時53分16秒
村上隆《お花の親子》@六本木ヒルズ ― 2020年12月02日 11時40分59秒
東京藝術大学大学院研究科卒で博士号も持つ現代美術家「村上隆」さんの新作、《お花の親子》が六本木ヒルズのエントランスにあたる66プラザに登場しました。
高さ約10メートルの金色に輝く 《お花の親子》 は、コロナ禍にあってもアートの力で「元気」や「希望」を世界に届けようという思いが込められています。
村上隆さんは、「本作は大人でも批評家でもなく子どもがメインターゲット。いろいろなお子さんに楽しんでほしい」と語っています。
床面はコンクリートなどではなく、カーペットのような素材です。優しいぬくもりを感じます。
村上隆 《お花の親子》 Haha Bangla Manus 2020年 素材:ブロンズ・金箔
高さ1,000.1cm 幅647.1cm 奥行465.5cm
The Bloodstone Public Collection Courtesy Gagosian With the cooperation of Kaikai Kiki Co., Ltd. ©2020 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.
この作品は正面からだけではなく、360度どこから見ても楽しめる醍醐味があります。
後ろ側に回ってみると、お花が微笑んでいます。
口元は微笑んでいますが、目を閉じた「まつ毛」が一瞬涙のように見えるのは、自身が社長を務める会社・カイカイキキが倒産の危機に陥った時(7月、Instagramにて公表)の大きな困難の中で制作された苦痛が、明るい表情の中に隠れているのでしょうか。(倒産は免れています)
村上隆さんは、「僕の作品はハッピーなキャラクター達がニコニコしているので、僕の人格や制作現場も朗らかなハッピーなモノと勘違いしている人が大半だが、夢の創造には本当に吐き気を催すほどの苦渋がいつも隣に居る」とも語っています。
夜になると、六本木ヒルズ・森タワーを背に、金色の《お花の親子》が眩く輝きます。
高さ1,000.1cm 幅647.1cm という、この1ミリの半端は村上隆さんのこだわりでしょうか。
今回の巨大な彫刻作品は外注したものではなく、自身の工房内でゼロから3Dソフトを使用して完成させた初の作品だということです。金箔の厚みなど、単なる偶然で1ミリ大きくなってしまっただけでしょうか。
私は村上隆さんの計算で、1ミリという数字を出したと思いますが・・・・・
展示は2021年5月末までの予定だということです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
東京ミッドタウンイルミネーション2020「MIDTOWN WINTER MOMENTS」 ― 2020年12月03日 11時34分20秒
東京ミッドタウンで、冬の季節を楽しむイベント「MIDTOWN WINTER MOMENTS」が開催されています。
今年は“ANOTHER WORLD”をコンセプトに、さまざまな別世界を表現したコンテンツが登場。
新しいイルミネーションや、例年より早くアイススケートリンクがオープンするなど、日中から夜にかけて丸一日楽しめるイベントとなっています。
ただ、昨年までメインイベントとして人気を呼んでいた「スターライトガーデン」は、「密」を避けるためか、今年は中止になっています。
今年のイルミネーション「MIDTOWN WINTER LIGHTS(ミッドタウン ウインター ライツ)」では、プラザエリアからガーデンエリアまで、さまざまな光の演出で幻想的な別世界を表現しています。
外苑東通りに面した「プラザエリア」でも、きらきらと輝くゴールドのイルミネーションが街の木々を彩ります。
ミッドタウンガーデンの「光の散歩道」では、昨年よりも輝きを増したゴール ドのライトで、装いも新たに散歩道を演出しています。まるで光の世界に入り込んだかのようなきらびやかな灯 りに包まれて、ロマンチックな冬の散策が楽しめます。
【点灯時間】 17:00~23:00 ※プラザ周辺は 24:00 まで
【場所】 ミッドタウン・ガーデン (光の散歩道はプラザ 1F、外苑東通り沿いも点灯)
昨年までは、2008年11月27日にエンヤが植樹した もみの木「Enya Tree(エンヤツリー)」があり、毎年成長していくのを楽しみに見ていたのですが、木の状態が悪くなってしまったので撤去したということです。残念です。
「プレゼントのなる木」がありました。
ツリーに実った25個のプレゼントは12月から毎日1個ずつ緑から赤へと色を変え、クリ スマスに向けてカウントダウンしていきます。
11月30日に撮影した写真なので、25個のプレゼントは全部緑色をしています。
【点灯時間】 17:00~23:00
【場所】 ミッドタウン・ガーデン
イルミネーションの間から満月が顔を出していました。
今年から登場した「SNOW LIGHT GLOBE」が見えます。
幻想的に光り輝く、高さ約3m、直径約4.5m の大き なスノードームの中では、き らきらした雪が舞い降りてくる様子や、ゆらめくオー ロラ、氷のプリズムなど、ある冬の一日を追うように 景色が変化する様子を光で表現しています。
【点灯時間】 17:00~23:00
【場所】 ミッドタウン・ガーデン
今年新たに登場した「STEP LIGHT *カラフルな世界*」です。
冬の散歩のアクセントとして、鮮やかなネオンカラー に光る体験型のイルミネーションです。円盤状のライトの上でステップを踏むたびに光が色と りどりに変化し、自由に遊ぶことが出来ます。
【点灯時間】 17:00~23:00
【場所】 ミッドタウン・ガーデン
東京ミッドタウンの冬の風物詩として今年で12回目を迎える「MIDTOWN ICE RINK(ミッドタウン アイスリンク)」が今年は11月からオープン しました。
都内の屋外スケートリンクでは最大級であり、本物の氷の上でスケートを楽しむことが出来ます。
【期間】 2020 年 11 月 19 日(木)~2021 年 2 月 28 日(日)
【時間】 11:00~21:00(受付 20:00 まで) ※1 月 1 日(金・祝)は休館日
【場所】 芝生広場
【滑走料】 大人(高校生以上) / 平日:2,000 円 土・日・祝日:2,500 円 小人(中学生以下) / 平日:1,500 円 土・日・祝日:2,000 円
※貸靴料込、館内で利用できるカフェチケット付
館内もクリスマスムードでいっぱいです。
「ホワイトスノーシャワー」では、館内吹き抜けの大空間を、澄み渡った冬の空から輝く雪が降り注ぐ光景を表現した上品で凛とした雪のシャワーでドレスアップしています。
小さなサンタクロースのオーナメント約 1,800体で飾られる 高さ約4m の「サンタツリー」が、今年も吹き抜けの大空間に 登場しました。
1体1体、表情も風合いも異なるサンタクロースたち。いつまでも見飽きないミニチュアの世界で、気の合いそうなサンタを見つけるのも楽しいですね。
中には、サンタクロースではない「七福神」なども紛れ込んでいます。
【時間】 11:00~24:00
【場所】 ガレリア1F ツリーシャワー
今年の東京ミッドタウンは「3密」を避けたイルミネーションに徹しています。都会の中のオアシスで、幻想的な光の世界が創り出す冬の散策を楽しみましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
伊豆の踊子(Izu no Odoriko) バラ ― 2020年12月03日 13時26分55秒
伊豆の踊子(Izu no Odoriko)
作出年:2001年 作出国:フランス(メイアン Meilland ) 系統: [ F ] フロリバンダ
鮮やかな濃い黄色の花色で、良い香りがします。
パリ市の技術協力によりパリ・バガテル公園の姉妹園として2001年、静岡県河津町に河津バガテル公園が開園しました。これを記念してパリ・河津友好の証として贈呈されたバラが伊豆の踊り子です。海外では、カルト・ドール(Carte d'Or)という名が付いています。
2001年バガテル国際バラ新品種コンクールで特別賞を受賞しています。
六本木ヒルズのクリスマスツリー ― 2020年12月04日 10時01分01秒
六本木ヒルズ・森タワーのウェストウォーク南側吹抜けに、クリスマスツリーが登場しました。
高さ約6.5mの、北海道・十勝産の生木を使っています。
装飾には、ベロア素材を使ったポーランド製の最新オーナメントが使われ、ゴールド色の土台の上にゴールドの光が輝く、大人のクリスマスを演出しています。
上質な森のような空間で生木の香りを感じることができる、心温まるクリスマスツリーです。
12月25日まで。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
ファルツァー・ゴールド(Pfalzer Gold) バラ ― 2020年12月04日 11時21分00秒
川崎フロンターレ 優勝記念ストリート ― 2020年12月05日 13時05分12秒
2018年2月に開設されたJR川崎駅の北口通路にはサッカーJ 1・川崎フロンターレの写真が展示されていましたが、今回の優勝を記念して、「川崎フロンターレ 優勝記念ストリート」と銘打ってユニホームなどが飾られました。
川崎フロンターレは11月25日、2位のガンバ大阪との直接対決を5対0の圧倒的強さで勝ち抜き、2年ぶり3回目の優勝を決めました。
地域密着型を大切にする川崎フロンターレらしく、歩行者の頭上には「背番号12」のユニホームが並びます。「背番号12」は、12番目の選手といわれるサポーターの番号で、チームマスコットの「ふろん太くん」も付けています。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
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