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新・北斎展 HOKUSAI UPDATED2019年01月21日 11時22分33秒

六本木の森アーツセンターギャラリーで開催されている、「新・北斎展 HOKUSAI UPDATED」に行ってきました。


今回の展覧会は、北斎研究の第一人者とされ2,000点を超える作品を収集し、本展の監修者でもある永田生慈氏による、「永田コレクション」を中心に構成されています。
「永田コレクション」の貴重な北斎作品は、2017年に一括して永田氏の故郷である島根県に寄贈されました。
永田氏は、昨年2018年2月6日に逝去されました。そして、氏の遺志により、本展に出品の後は「永田コレクション」は島根県内のみで公開されることとなっています。
本展は、膨大な量の北斎作品「永田コレクション」を東京で見る最後の機会となります。

本展は、20歳のデビュー作から90歳の絶筆まで、国内外から集めた約480点の作品と共に北斎の絵師人生を振り返りながら、その全貌を知ることが出来る大規模な展覧会になっています。
サイズ的に大きいものは少ないのですが、圧巻の作品群を体感することが出来ます。

改号30回、引っ越し93回と言われる葛飾北斎(1760~1849)ですが、本展は、北斎の絵師人生を作風の変遷と主に用いた画号によって6つの章に分けて紹介されています。
第1章:春朗(しゅんろう)期 ―デビュー期の多彩な作品 (20-35歳頃)
第2章:宗理(そうり)期 ―宗理様式の展開 (36-46歳頃)
第3章:葛飾北斎(かつしかほくさい)期 ―読本挿絵への傾注 (46-50歳頃)
第4章:戴斗(たいと)期 ―『北斎漫画』の誕生 (51-60歳頃)
第5章:為一(いいつ)期 ―北斎を象徴する時代 (61-75歳頃)
第6章:画狂老人卍(がきょうろうじんまんじ)期 ―さらなる画技への希求 (75-90歳頃)


「しん板くミあけとうろふゆやしんミセのづ」という組上絵を拡大して完成させたものがフォトスポットとして展示されていました。
しん板くミあけとうろふゆやしんミセのづ
「組上絵」は描かれたパーツを切り抜いて、立体物に仕上げるものです。
完成後を計算しながら作画する為、絵師には緻密さが要求されるといいます。北斎はこの方面でも名手であり、10種類ほどが知られているということです。

現在の東京都墨田区に生まれた葛飾北斎は、「隅田川両岸景色図巻」という、故郷の景色を丹念に描いた肉筆画巻も残しています。幅28.5cm、長さが716.0cmの画巻です。
この作品は2008年にロンドンのオークションに100年ぶりに姿を現したものですが、名作を故郷に里帰りさせてあげたいと願った永田生慈氏の尽力で、墨田区が取得したものです。現在は「すみだ北斎美術館」が所蔵しています。
永田生慈氏の命日、2月6日に合わせて急遽1月17日から2月11日までの特別出品が決まりました。
急遽出品が決まったため、図録に掲載できず、別刷りとなっています。

開催場所:森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ 森タワー52階)
開催期間:2019年1月17日(木)~3月24日(日) ※会期中、展示替えがあります
開館時間:10:00~20:00、火曜日のみ17:00まで(最終入館は閉館の30分前まで)
休館日:1月29日(火)、2月19日(火)、2月20日(水)、3月5日(火)
入場料金: [一般]1,600円/[高大生]1,300円/[小中学生]600円
       ※料金詳細はこちら



最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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