ナンテン(南天)の花 ― 2018年06月21日 17時42分51秒
都立神代植物公園でナンテン(南天)の花が咲いていました。
晩秋から冬にかけて真っ赤な実を実らせるナンテンは、読みが「難転」=「難を転ずる」に通ずることから縁起の良い木とされて、昔から庭木や正月飾りとして使われてきました。
『その実は、「o-メチルドメスチシン」を多く含み、せき止め効果の高い生薬として、古くから利用されてきました。現在ではその効果を厚生労働省から認められ、医薬品の有効成分のひとつとして定められています。』(南天のど飴でお馴染みの常盤薬品ホームページより引用)
というように薬効があり、その葉は「南天葉(なんてんよう)」という生薬で、健胃、解熱、鎮咳などの作用があるとされます。
但し、ナンテンには、ナンテニン、ナンジニン、メチルドメスチシン、プロトピン、イソコリジン、ドメスチシン、リノリン酸、オレイン酸という毒成分を含んでいて、その毒性分を適量利用することにより薬効を導き出しているので、素人が安易に試すのは危険だという「難点」もあります。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://hoshino.asablo.jp/blog/2018/06/21/8899808/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。