ニホンライチョウ(日本雷鳥) ― 2019年04月14日 19時22分54秒
恩賜上野動物園で公開されている「ニホンライチョウ(日本雷鳥)」です。
富山市ファミリーパーク、大町山岳博物館、那須どうぶつ王国、いしかわ動物園と共に、上野動物園でも3月15日からニホンライチョウの公開が始まりました。
ニホンライチョウの野生個体の減少にともない、環境省は2012年にライチョウをこれまでのレッドリストII類(危急種)から1B類(絶滅危惧種)にランクアップしました。
なかでも南アルプスのライチョウ個体群はこのままでは絶滅してしまう可能性があり、早急な対策が必要となりました。そこで同年に環境省・文部科学省・農林水産省が共同でライチョウ保護増殖事業計画を策定しました。野生のライチョウを守ると同時に飼育下でもライチョウを繁殖させて、やがては生息地に再導入する計画です。
3月にはオス1羽が富山市ファミリーパークから上野動物園に来園したり、メス1羽が横浜市繁殖センターへ移動したりと、ニホンライチョウの飼育と繁殖に取り組んでいます。
今回公開されたのは、今シーズンの繁殖には参加しないオス1羽です。
顔が緑色になっているのは、葉野菜を食べたばかりだからです。
当面のあいだ公開時間は10時~12時に制限し、動物の健康管理のため予告なしに公開を一時中止することもあるということです。今日もご覧いただき、ありがとうございました。
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