東京スカイツリー天望回廊へ Vol.3 ― 2012年06月01日 15時56分51秒
団体フロアには、全長45mの壁面全体を使った「隅田川デジタル絵巻」という展示がある。
隅田川を中心として、両岸に広がる下町や江戸・東京の風物を描いた壁画の中央に13枚の映像モニターをシンクロさせている。
古来からの屏風絵とデジタル画像を融合させたのが面白い。
隅田川を中心として、両岸に広がる下町や江戸・東京の風物を描いた壁画の中央に13枚の映像モニターをシンクロさせている。
古来からの屏風絵とデジタル画像を融合させたのが面白い。
団体のお客さんは年配の方が多い↑。
女性トイレには順番待ちの列が出来ている。お年寄りはトイレが近いからかと思ったら、個室が1つしかないという。団体待合室なのに??
出てくる人、出てくる人がことごとく「1つしかないわよ!」と言葉のバケツリレーをしながら出てくるのである。
女性トイレには順番待ちの列が出来ている。お年寄りはトイレが近いからかと思ったら、個室が1つしかないという。団体待合室なのに??
出てくる人、出てくる人がことごとく「1つしかないわよ!」と言葉のバケツリレーをしながら出てくるのである。
個人で入場の日時指定を予約した人は4階の出発ゲートへ。
4階には「SUPER CRAFT TREE」という展示がある。
東京スカイツリーの建築美である「そり」「むくり」「心柱」など12のテーマで、江戸の伝統工芸である「組子」「竹細工」「江戸切子」を素材として創られている。
高さ3.5m、幅は22mに及ぶ。
いよいよ350mの展望デッキへ。天望デッキへのエレベーター「天望シャトル」は4基ある。それぞれに、「桜」「隅田川」「祭」「都鳥の空」と題したアートパネルが展示してある。
作者は地元墨田区のデザイナー高橋正実氏。地域に受け継がれた伝統的な素材と手法で表現している。
昇りは「祭」のデザイン。金色の鳳凰が羽ばたいている。
帰りの下りエレベーターは「都鳥の空」だった。
「伊勢物語 九段 東下り」より。
猶、行き行きて、武蔵の国と下つ総の国との中に、いと大きなる河あり。それをすみだ河といふ。 (中略) さるをりしも、白き鳥の嘴と脚の赤き、鴫の大きさなる、水のうへに遊びつつ魚をくふ。京には見えぬ鳥なれば、皆人見知らず。渡し守に問ひければ、「これなん都鳥」といふをききて、
名にし負はば いざ事とはむ 都鳥 わが思ふ人は ありやなしやと
とよめりければ、舟こぞりて泣きにけり。
猶、行き行きて、武蔵の国と下つ総の国との中に、いと大きなる河あり。それをすみだ河といふ。 (中略) さるをりしも、白き鳥の嘴と脚の赤き、鴫の大きさなる、水のうへに遊びつつ魚をくふ。京には見えぬ鳥なれば、皆人見知らず。渡し守に問ひければ、「これなん都鳥」といふをききて、
名にし負はば いざ事とはむ 都鳥 わが思ふ人は ありやなしやと
とよめりければ、舟こぞりて泣きにけり。
伊勢物語は平安時代の歌物語。
現代では都鳥はユリカモメの事だという説が一般的になっているが、ユリカモメは昭和40年から東京都民の鳥に指定されている。
都鳥(みやこどり)=都(と)の鳥?
天望シャトルの中には、現在の高度とスピード、スカイツリー全体の中の現在地、現在の断面形状を表示している。
これを見ていると、上に行くにしたがって断面が三角形から円に変形していくのがよく分かる。
現代では都鳥はユリカモメの事だという説が一般的になっているが、ユリカモメは昭和40年から東京都民の鳥に指定されている。
都鳥(みやこどり)=都(と)の鳥?
天望シャトルの中には、現在の高度とスピード、スカイツリー全体の中の現在地、現在の断面形状を表示している。
これを見ていると、上に行くにしたがって断面が三角形から円に変形していくのがよく分かる。
ここからはゆっくりと歩きながら回廊を一周するようになっている。
最高到達点、451.2mのソラカラポイントを目指して!
天望回廊については、また次回に。
東京スカイツリー天望回廊へ Vol.4 ― 2012年06月03日 20時16分07秒
東京スカイツリーの天望回廊は445mから450mまで緩やかなスロープになった回廊を歩いて昇れるようになっている。
富士登山のように、自分の足で歩いて頂上を極める喜びを感じて欲しいので、このような構造にしたという。
富士登山のように、自分の足で歩いて頂上を極める喜びを感じて欲しいので、このような構造にしたという。
最高地点のソラカラポイントまではソラカラちゃんが案内をしてくれる。
これがソラカラちゃん。あまり可愛いとは・・・・・
天望回廊の窓枠は間隔が狭いので、パノラマ風の写真を撮るにはちょっと不向き。
広い範囲を撮ろうとすると窓のフレームが写り込んでくる。
上の写真のX型の橋は「桜橋」。両岸は墨田公園になっていて、隅田川唯一の歩行者専用橋である。
手前を流れる川は隅田川。遠くに新宿の高層ビル群が霞んで見える。
新宿の手前、白くて円形の屋根は東京ドーム。
手前を流れる川は隅田川。遠くに新宿の高層ビル群が霞んで見える。
新宿の手前、白くて円形の屋根は東京ドーム。
右下の白い屋根が東武鉄道・東京スカイツリー駅。上りのスペーシアと下り電車のすれ違い。
車がミニチュアカーのように見える。
写真に撮ると窓枠が気になりますが、直に目で見る分には、そんなに気になりません。
最高到達点、451.2mのソラカラポイントです。
光とガラス面による不思議な広がり感のある空間。
真ん中に立つ男の子と、その左、1人置いて赤いリュックの男の子、1番右端の男の子は同一人物です。円形の柱に見えるのは、実は鏡に映った映像です。
ソラカラポイントの窓にはいろいろな文字が映し出されます。
映し出された日付と一緒に写真を撮れば記念になります。
右側は浅草寺。浅草寺から左に伸びる緑色の屋根が仲見世通りです。
手前に隅田川、左下はアサヒビールの建物です。
そろそろ日が暮れてきました。
次回は、夜の天望回廊と天望デッキです。
次回は、夜の天望回廊と天望デッキです。
東京スカイツリー天望回廊へ Vol.5 ― 2012年06月04日 22時29分55秒
夜は天望回廊の内部も青くライトアップされて、天空の城の様になる。
強風の為天望回廊への天望シャトル(エレベーター)が徐行運転をしていた為か、意外と人は少ない。
強風の為天望回廊への天望シャトル(エレベーター)が徐行運転をしていた為か、意外と人は少ない。
ゆっくりと写真を撮ったり、景色に見入ったり出来る。
東京タワーはかなり遠くに位置するが、東京タワーのてっぺんよりも100m以上高い位置から見下ろすことになる。
ライトアップされた東京ゲートブリッジと、手前は錦糸町の駅周辺。
天望回廊も下の方はガラスが斜めになっているので、真下を見ることが出来る。
最高到達点のソラカラポイントのガラスにはいろいろな文字やデザインが映し出される。
斜めに流れているのは隅田川。ひときわ明るいのは、墨田公園に隣接する台東リバーサイドスポーツセンターの野球場とテニスコート。
橋は×型の桜橋、その向こうの白く光る橋が明治通りの白鬚橋、その先にうっすらと見えるのが水神大橋。
上部を横に流れる荒川に架かるのは、堀切橋と首都高速6号向島線の橋が平行している。隅田川に沿ったオレンジ色に明るい道路が首都高速6号向島線。
同じ方向を350mの天望デッキに降りて撮ってみた↓。この位高くなると100mの差はそんなに無いように見えるが、高い位置から見た方↑が上下(奥行き)に広がりがある。
天望デッキの窓は天望回廊に比べて広いので、真下から遠景までフレーム無しで見ることが出来る。
明日は「ガラス床」や「江戸一目図屏風」等の展示演出について見てみたいと思います。
東京スカイツリー天望回廊へ Vol.6 ― 2012年06月05日 23時59分45秒
今日は午前8時のオープン直後に天望回廊へ昇ってみました。
天気はやっぱり曇っていて残念!でも、前回の5月29日よりはマシです。
東京タワー方向。東京タワーから右にズ~ッと目をやると銀色の六本木ヒルズ・森タワーが見えます。手前の川は隅田川。
天気はやっぱり曇っていて残念!でも、前回の5月29日よりはマシです。
東京タワー方向。東京タワーから右にズ~ッと目をやると銀色の六本木ヒルズ・森タワーが見えます。手前の川は隅田川。
東京タワーにズームイン!。
画面一番上、中央部に東京ディズニーリゾートが・・・。ディズニーシーのタワーオブテラーとSSコロンビア号の3本の煙突、プロメテウス火山がかろうじて見えます。
右側の観覧車は葛西臨海公園のダイヤと花の大観覧車です。
第1展望台の「天望デッキ」はフロア340とフロア345、フロア350の3層になっています。
フロア340の「ガラス床」に乗ってみました。真下を見ることが出来ます。
ガラス床は2m×3mの物が2つ並んでいるが、1つは有料の記念写真用になっていて利用出来ません。
フロア350に展示されている「江戸一目図屏風(えどひとめずびょうぶ)」は、約200年前に江戸の絵師・鍬形蕙斎(くわがたけいさい)が描いたもの。
フロア350に展示されている「江戸一目図屏風(えどひとめずびょうぶ)」は、約200年前に江戸の絵師・鍬形蕙斎(くわがたけいさい)が描いたもの。
約1.8m×3.5mの屏風絵は、手前に浅草や両国、隅田川。中央に日本橋や江戸城。そして、遠く富士山が描かれている。当時、江戸を表現するのに好まれた構図で、当時の人々の憧れの構図だったとか。
「過去の江戸と現代の東京を重ねながら眺められる」ということで、候補地の選定理由にも盛り込まれたと言う。
「過去の江戸と現代の東京を重ねながら眺められる」ということで、候補地の選定理由にも盛り込まれたと言う。
その他、東京スカイツリーのいろいろな展示物については又、後日です。
東京スカイツリータウンのおみやげ ― 2012年06月06日 02時19分13秒
昨日の東京スカイツリーのおみやげは、横浜元町で生まれたパン屋さん「ポンパドール」の「東京スカイツリータウン・バゲット」と、すみだ水族館のおみやげで「水族館和スイーツ・Suizoku Sweets」。
東京スカイツリータウン・バゲットは、東京スカイツリーをかたどったフルーツバゲット。
1時間に1回、8本しか焼きあがらないので1回に付き限定8名。もちろん、一人1本しか買えない。
出来上がりはアツアツで、素手では持てない位熱い。その場で食べたい欲求をグッと我慢して、家まで持って帰る。
東京スカイツリーの634mにちなんで634mmの長さがあるので、持って歩くのも大変。先端のゲイン塔を折ってしまいそうで怖い。
1時間に1回、8本しか焼きあがらないので1回に付き限定8名。もちろん、一人1本しか買えない。
出来上がりはアツアツで、素手では持てない位熱い。その場で食べたい欲求をグッと我慢して、家まで持って帰る。
東京スカイツリーの634mにちなんで634mmの長さがあるので、持って歩くのも大変。先端のゲイン塔を折ってしまいそうで怖い。
なんと、ゲイン塔の中にはチョコレートスティックが入っていました。
もう1つのおみやげは、「すみだ水族館」で買った「水族館和スイーツ・Suizoku Sweets」スミダ。
カメ、クジラ、クラゲ、ペンギン、フグ、カニの6種類。
この毒々しい色は食べても大丈夫?
大福や練り切りの和菓子だが、練りきりは果汁入りでフルーティーだとか。
私、真っ黒な大福のペンギンさんしか食べられなかったので、他の味は分かりま千年。カメは万年。
もう1つのおみやげは、「すみだ水族館」で買った「水族館和スイーツ・Suizoku Sweets」スミダ。
カメ、クジラ、クラゲ、ペンギン、フグ、カニの6種類。
この毒々しい色は食べても大丈夫?
大福や練り切りの和菓子だが、練りきりは果汁入りでフルーティーだとか。
私、真っ黒な大福のペンギンさんしか食べられなかったので、他の味は分かりま千年。カメは万年。
[今日のつぶやき]
イラストみたいなクジラのいる水族館って・・・無いよね。。。。。
東京スカイツリー天望回廊へ Vol.7 ― 2012年06月07日 19時38分51秒
今回の記事は6月1日に書いた物の補足的な記事になり、重複する部分もあります。
団体バス利用者は1F団体フロアからの入場になる。
団体バス乗り場と直結していて、チケットカウンターの横には団体専用記念写真の撮影コーナーがある。
団体バス利用者は1F団体フロアからの入場になる。
団体バス乗り場と直結していて、チケットカウンターの横には団体専用記念写真の撮影コーナーがある。
4Fフロアには「SUPER CRAFT TREE」という壁面アート展示が有るが、チケット購入の為に並んでいる人は近くに行くことは出来ない。
展示場所前は一般通路になっているので、チケット購入で並ぶ前か、帰り際に再度立ち寄って見ることになる。
チケットカウンターは8ヶ所有るので、列の流れは速い。
4F出発ゲートの天望シャトルに向かう。
天望シャトル(エレベーター)は4基有り、ゴンドラ内のデザインはそれぞれ違っている。
「隅田川」、「桜」、「都鳥」、「祭」と4つのデザインのどれに乗れるかは分からない。
「隅田川」。隅田川の花火を表現している。
「桜」
以下2点については6月1日にも書いたが、「都鳥」。
「祭」。
フロア340とフロア350には東京スカイツリーオリジナルドリンクやソフトクリームなどを楽しめる「SKYTREE CAFE」がある。
レストランは新日本料理をコンセプトにした「Sky Restaurant 634(MUSASHI)がフロア345にある。
フロア350にある「東京時空ナビ」では、52型のモニターを3面繋いで、東京スカイツリーから見える景色の案内や夜景などを映し出している。
フロア350にある「東京時空ナビ」では、52型のモニターを3面繋いで、東京スカイツリーから見える景色の案内や夜景などを映し出している。
フロア445まで上る天望シャトルは、天井がガラス張りになっている。
壁面も一部ガラス張りなので、外の景色を見ることが出来る。
フロア450の端から見たフロア445の端っこ。記念写真には絶好の場所だが、営業記念写真の撮影の為、基本的に立ち入り禁止になっている。
記念写真は2000円。
おみやげはフロア1F、5F、345にある「THE SKYTREE SHOP」で購入出来るが、レジには平日でも長い列が出来ている。
おみやげはフロア1F、5F、345にある「THE SKYTREE SHOP」で購入出来るが、レジには平日でも長い列が出来ている。
次回は、4階に有る「SUPER CRAFT TREE」について書きます。
[今日のつぶやき]
営利主義的な面を「お客様に楽しんでいただく」というオブラートで包み込めていないな・・・と感じるのは私だけ?
CT&レントゲンの結末は ― 2012年06月08日 23時30分49秒
グワ~~~~ン!!!!! 突然頭に衝撃が!
足がガクガク、ふらふらっとして、立っているのがやっと。
よくテレビドラマで頭を凶器で殴られて気絶する場面があるが、その状態がよく分かる。今までは、「そんなに簡単に気絶なんてする訳無いじゃん」と思っていたのだが、人間って、案外簡単に気絶状態になれるものなんだ・・・と思う。
なんとか立ち直ったが、両手が痺れて上に挙がらない。
どうやら上から降りてきたシートシャッターに頭突きを食らわせてしまったらしい。
足がガクガク、ふらふらっとして、立っているのがやっと。
よくテレビドラマで頭を凶器で殴られて気絶する場面があるが、その状態がよく分かる。今までは、「そんなに簡単に気絶なんてする訳無いじゃん」と思っていたのだが、人間って、案外簡単に気絶状態になれるものなんだ・・・と思う。
なんとか立ち直ったが、両手が痺れて上に挙がらない。
どうやら上から降りてきたシートシャッターに頭突きを食らわせてしまったらしい。
とりあえず大きな異状は無さそうなので、そのまま仕事をして家に帰った。
その日の夜、両手が痺れて、痛くて痛くてすぐに目が覚めてしまう。
頭から来た手の痛みなので、大事を取って翌朝病院に行くことにした。
病院では脳のCTスキャンを撮って、頭蓋骨のレントゲン、首のレントゲンを数枚ずついろいろな方向から撮影。
その後、外科、整形外科と廻されて診断。
10時前に病院に入って、終ったのは12時半。お腹が空いた。
結果は、画像からの所見では異常無し。
頚椎に強い衝撃があると、手や足に障害が出ることがあるので、それだろうと言う。
放っておけば1週間くらいで自然に治りますよぉ・・・って感じ。
とりあえず良かった良かったということで、家に帰って鏡を見て驚いた。
CTスキャンとレントゲンで頭に多量の放射線を浴びたせいか、頭の毛が大量に抜けて怪我は無くても毛が無い状態。頭がかなり薄くなっている。
「CTとX線で頭の毛が抜けちゃったよ」と言うと、「朝と同じだよ。抜けてるのは頭の中身じゃん」。
と言うわけで、スカイツリーについては一時お休みしました。
病院では脳のCTスキャンを撮って、頭蓋骨のレントゲン、首のレントゲンを数枚ずついろいろな方向から撮影。
その後、外科、整形外科と廻されて診断。
10時前に病院に入って、終ったのは12時半。お腹が空いた。
結果は、画像からの所見では異常無し。
頚椎に強い衝撃があると、手や足に障害が出ることがあるので、それだろうと言う。
放っておけば1週間くらいで自然に治りますよぉ・・・って感じ。
とりあえず良かった良かったということで、家に帰って鏡を見て驚いた。
CTスキャンとレントゲンで頭に多量の放射線を浴びたせいか、頭の毛が大量に抜けて怪我は無くても毛が無い状態。頭がかなり薄くなっている。
「CTとX線で頭の毛が抜けちゃったよ」と言うと、「朝と同じだよ。抜けてるのは頭の中身じゃん」。
と言うわけで、スカイツリーについては一時お休みしました。
SUPER CRAFT TREE ― 2012年06月11日 23時59分53秒
天望台への出発ゲートがある4階入口フロアに展示されている「SUPER CRAFT TREE」。
アートディレクターはインテリアデザイナーの橋本夕紀夫氏。
高さ3.5m、幅22mの壁面に12のテーマによる作品が並べられている。
「心柱(しんばしら)×竹細工」
心柱とは、奈良の法隆寺や栃木の日光東照宮にみられる、五重塔の中心部にある柱の事。
東京スカイツリーでは、塔の中央に直径8m長さ375mの鉄筋コンクリートの円筒を作っている。上の方は塔本体と離れていて、クッションの役目をするオイルダンパーで本体とつないでいる。これにより、地震や強風時の揺れを最大で半分に減らすことが出来るという。
この心柱が持つしなやかな強さを竹細工の繊細で強靭な形状で表現している。
「そり×漆(うるし)」
東京スカイツリーのシルエットは、伝統的日本建築の造形美にみられる「そり」や「むくり」を意識したデザインになっている。
日本刀の様な美しい「そり」のカーブを、伝統工芸のつややかな「漆」の質感によって表現している。
「とけこむ×簾(すだれ)」
東京スカイツリーの鉄骨構造は、下町の景観にとけ込んだデザインを目指している。それは、光や風、音や景色などを生活の中に取り入れ、自然と調和する日本古来の建築思想にも通じる。
街並みを透かす鉄骨組みのデザインを風情ある「簾」で表現している。
「おもてなし×提灯(ちょうちん)」
この地域は、江戸と呼ばれた時代から今日まで、隅田川を挟み歴史や文化が交錯する。
日本の「おもてなし」の心を、伝統工芸の「提灯」によって表現している。
「継承×染小紋(そめこもん)」
日本の伝統を受け継ぎながら新たな技術と融合する東京スカイツリー。
伝統と先進を象徴する2つの文様で作られた「染小紋」の二重螺旋は、継承と融合の理念を未来へと受け継いでいくDNAを表現している。
「積層×磁器」
東京スカイツリーに受け継がれた数々の伝統の技と、多技に渡る最新技術の積層を、一つ一つ丁寧に手作りしてバランスよく積み上げた「磁器」で表現している。
「△から○へ×組子(くみこ)」
東京スカイツリーの断面は、下部が三角で上に行くにしたがって円形に変化する。
さらに「そり」や「むくり」によって、眺める場所や角度によって多彩な表情を見せてくれる。
この△から○への建築断面の変化を「組子」で表現している。
「ライジングサン×金箔」
新しい日本の象徴として誕生し、東の空から昇る朝日をうけて金色に光輝く東京スカイツリーの姿を「金箔」によって表現している。
「つなぐ×飾り結び」
東京スカイツリーの名称は、この木の下に人々が集い、心を寄せ合うことを願って名付けられたという。
世界中から人々が集い、日本と世界を結ぶ新たな文化を咲かせるという想いを、日本伝承の飾り結びで表現している。
「粋(いき)と雅(みやび)×江戸切子」
東京スカイツリーの1日毎に変わる2つのライティング、「粋」と「雅」。心意気の「粋」は隅田川をイメージした水色で、美意識の「雅」は優美な江戸紫の光で彩っている。
伝統工芸の江戸切子の透明で繊細なディティールを、「粋」の淡い青と「雅」の江戸紫の幻想的な光によって染め上げている。
「跳躍×バネ」
下町から発進する最新技術の象徴、東京スカイツリー。
この地域には、下町に根付き、引き継がれ、そして次世代を担う日本の技となる町工場の技術が数多くある。今や世界ブランドとなっている「バネ」によって、東京スカイツリーと共にこの地域が「跳躍」する姿を表現している。
竹細工や漆塗り、和紙、簾、提灯、染小紋、磁器、組子、金箔、飾り結び、江戸切子、バネなど、日本の、特に江戸の伝統技術が散りばめられた作品です。
4階に行くとすぐに展望台への列に並んでしまいがちですが、並ぶ前にぜひじっくりその繊細な技術を鑑賞してみてはいかがでしょうか?
通路ですので、もちろん入場券が無くても見ることが出来ます。
東京スカイツリー夜景 Vol.1 ― 2012年06月12日 23時58分04秒
東京スカイツリーの夜は、1日交代で2種類のライトアップが行われる。
シャンパンゴールドの光の中に、隅田川をイメージした水色は心意気の「粋」。優美な江戸紫は美意識の「雅」。
シャンパンゴールドの光の中に、隅田川をイメージした水色は心意気の「粋」。優美な江戸紫は美意識の「雅」。
西十間橋から撮影。左が「粋」。右が「雅」。
照明デザイナーは戸恒浩人氏。
富士山のように誰もが眺めたくなるライトアップを心がけたといい、雪に覆われた富士山のように先端を白く照らして「光の冠雪」を表している。
空に雲がかかると、天空に伸びた光が雲を照らして明るく光る。
照明デザイナーは戸恒浩人氏。
富士山のように誰もが眺めたくなるライトアップを心がけたといい、雪に覆われた富士山のように先端を白く照らして「光の冠雪」を表している。
空に雲がかかると、天空に伸びた光が雲を照らして明るく光る。
↑「粋」のライトアップ。十間橋(じゅっけんはし)から。
↓同じく十間橋から撮影。「雅」の江戸紫色は東武鉄道側のみ照らすので、十間橋側から見ると紫色の部分が少ない。
↓同じく十間橋から撮影。「雅」の江戸紫色は東武鉄道側のみ照らすので、十間橋側から見ると紫色の部分が少ない。
4階スカイアリーナから見た東京スカイツリーは圧巻です。
押上駅前、ソラミ坂ひろば側の東京ソラマチ入口。左のビルはイーストタワー。

京成橋から撮影。東京スカイツリーのすぐ横を流れる北十間川に架かる橋です。
ここから見て前方、東京スカイツリー側に架かる橋は東武橋といいます。何故か、2つの橋に鉄道会社の名前が付いています。
後ろの方には西十間橋、十間橋と続きます。どの橋も東京スカイツリーの撮影ポイントになっています。
ここから見て前方、東京スカイツリー側に架かる橋は東武橋といいます。何故か、2つの橋に鉄道会社の名前が付いています。
後ろの方には西十間橋、十間橋と続きます。どの橋も東京スカイツリーの撮影ポイントになっています。
明日は隅田川方向へ歩いてみます。
東京スカイツリー夜景 Vol.2 ― 2012年06月13日 13時11分17秒
東京スカイツリーのライトアップ「雅」は東武スカイツリーライン側(北側)のみ江戸紫色になる。
十間橋や錦糸町のある東側から見ると右側が江戸紫色になり、浅草方面(西側)から見ると左側が江戸紫色になる。
浅草に向かう途中、北十間川に架かる源森橋(げんもりばし)にて。
東武スカイツリーラインをスペーシアが走り抜けていった。
墨田公園から見ると、アサヒグループ本社ビルにスカイツリーが浮かび上がる。
左の鉄橋は東武スカイツリーライン。中央は墨田区役所。右はアサヒグループ本社ビルとホール棟のスーパードライホール。ホール棟のオブジェは、フラムドール(フランス語で、金の炎)というが、一般的には「うんこ」と言われている。
本社ビルに映る東京スカイツリー。
東京スカイツリーからの光が上空の雲を照らす。
隅田川を遊覧する屋形舟と東武スカイツリーラインを行き交う電車。
隅田川から。東京スカイツリーの左のビルは東京スカイツリー・イーストタワー。
屋形舟の中は宴会で盛り上がっていた。うっ、うらやましい。
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