柿の実が生っていました ― 2023年10月29日 11時00分11秒
「柿食へば 鐘が鳴るなり 法隆寺」
正岡子規の有名な句です。
1895年(明治28年)の10月26日に正岡子規がこの句を詠んだということから、2005年に全国果樹研究連合会カキ部会が10月26日を「柿の日」に制定しました。
家の近くの民家の庭で柿がたわわに実っていました。
柿は、ツツジ目、カキノキ科、カキノキ属に属する落葉樹で、学名は「 Diospyros kaki (ディオスピロス・カキ)」といいます。学名も「カキ」なんですね。
柿は日本や韓国、中国など東アジア原産です。日本における柿の歴史は古く、縄文時代や弥生時代の遺跡から柿の種の化石が発掘されています。
奈良時代には日本の各所に柿が流通しますが渋柿で、甘柿になったのは鎌倉時代からだといいます。
日本からヨーロッパなど海外に広まったことから、フランス語、オランダ語、ドイツ語でも「KAKI」といいます。マレーシアやチリなどでも「KAKI」というようです。
イタリアでも「カキ」といいますが綴りは「CACHI」です。単数形ではCACO(カコ)になります。イタリアでは学名から「Diospero(ディオスペロ)」ということもあるようです。
原産国である中国語でも「柿」と書きますが、「し」と発音します。
上の写真の柿、鳥などに突かれていないところを見ると、どうやら渋柿のようです。
「渋柿は 馬鹿の薬に なるまいか」
これも正岡子規の句です。
馬鹿の薬になる可能性があるのなら、食べてみようかな・・・
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
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