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ニットを着たママン@六本木ヒルズ2018年05月01日 19時43分25秒

六本木ヒルズの66プラザに展示されている、ルイーズ・ブルジョワ(1911年12月25日–2010年5月31日)作 『ママン(MAMAN)』。巨大な蜘蛛のオブジェです。
ルイーズ・ブルジョワ作 ママン
ブロンズ、ステンレス、大理石で作られていて、足を置く直径は約9m、高さは10m23㎝もあります。
ちょっと不気味な感じもしますが、「世界中から人が集まり、新たな情報を紡ぐ場の象徴」として六本木ヒルズの玄関口に展示され、人々の待ち合わせ場所としても利用されています。
「蜘蛛の所でねっ。」って、目立つのですぐに分かります。

その『ママン』がニットを纏ってすっかり可愛くなっていました。
マグダ・セイエグによるインスタレーション
これは、マグダ・セイエグによるニットを使ったインスタレーションです。
テキスタイルアーティスト、マグダ・セイエグは、街にある無機質なものに毛糸の編み物を被せ、都市の風景を変容させるというアートプロジェクトを行っており、今回がアジアで初めての展示となります。

ルイーズ・ブルジョワ自身の母親への憧憬が込められているという『ママン』のお腹の中には20個の大理石の卵が入っています。
ルイーズ・ブルジョワ作 ママン

このインスタレーションは、2003年(平成15年)4月25日に開業した六本木ヒルズが15周年になるのを記念して、4月25日から5月27日(日)まで開催されています。
『ママン』と66プラザを囲む柱が毛糸の編み物で覆われ、66プラザの光景が一変しました。
マグダ・セイエグによるインスタレーション


最後までご覧いただき、ありがとうございました。

平山郁夫原画のステンドグラス「星座'94」2017年05月30日 14時07分16秒

横浜の新しい都市、みなとみらい21のウォーターフロントにひろがる世界最大級の複合MICE施設パシフィコ横浜国立大ホール
パシフィコ横浜・国立大ホール
エントランスの奥で青や黄色に輝くのはステンドグラスです。
パシフィコ横浜・国立大ホール
このステンドグラスは「星座'94」というタイトルで、平山郁夫画伯の原画を元に製作されました。
6月2日は横浜の開港記念日ですが、国立大ホールがオープンした1994年の開港記念日(6月2日)に横浜上空に見える星空をコンピューター解析して星座を配置し、壮大な星の神話、ギリシャ神話の世界を描いています。
横浜の星空ステンドグラス「星座'94」

横浜の星空ステンドグラス「星座'94」

横浜の星空ステンドグラス「星座'94」
ステンドグラスの高さは14mもあり、横幅は13~19mになります。
35ミリフルサイズで17ミリのレンズを使ってエントランスのドアいっぱいにさがっても、画面に入りきりません。
横浜の星空ステンドグラス「星座'94」
描かれているのは、天の川、乙女座、天秤座、狼座、さそり座、ヘビ・ヘビ使い座、ヘラクレス座、射手座、琴座、ワシ座、いるか座、矢座、こぎつね座、白鳥座です。

このステンドグラスは定期的に一般公開(観覧無料)しています。
6月、7月の公開日は
6月  8(木)、 9(金)、20(火)
7月  10(月)、26(水)
を予定していますが、気象状況などにより中止となる場合があります。
公開時間は17:00~21:30。
お問い合わせは045-221-2155 (パシフィコ横浜総合案内)まで。

アイスクリームの日2015年05月09日 23時59分59秒

5月9日はアイスクリームの日です。
まだ肌寒い日もある5月になぜアイスクリームの日なんでしょうか?

江崎グリコ(株)のホームページにこのような記載がありました。(原文のまま)
「東京アイスクリーム協会(日本アイスクリーム協会の前身)では、アイスクリームの一層の消費拡大を願って、東京オリンピック開催年の昭和39年(1964年)に、アイスクリームのシーズンインとなる連休明けの5月9日に記念事業を開催し、あわせて諸施設へのアイスクリームのプレゼントをしました。
以降、毎年5月9日を「アイスクリームの日」として、この日を中心に各地区で各種イべントと施設へのアイスクリームのプレゼントを実施しています。」

幕末、アメリカに渡った使節団の中の一人、町田房蔵(まちだふさぞう)は二度目の渡米でアイスクリーム、マッチ、石けんなどの製造法をマスターし、1869年(明治2年)、氷と塩を用いて製造したアリスクリーム「あいすくりん」を日本で初めて横浜の馬車道地区で製造・販売したのが日本におけるアイスクリームの始まりとされています。
1976年(昭和51年)日本アイスクリーム協会より、アイスクリーム発祥の地を記念して、横浜馬車道通りに「太陽の母子像」が寄贈されました。
太陽の母子像
アイスクリーム発祥の記念碑なのに、どうして裸の女性と幼児の像なんでしょう?
アイスクリーム関係ないじゃん?と思うのですが。

制作者は本郷新(ほんごう しん)という札幌生まれの彫刻家(1905~1980)です。
本郷新記念 札幌彫刻美術館の学芸員 井上みどりさんは次のように記しています。
『制作を依頼された本郷は、「太陽の母子」をアイスクリームの原料ミルクから連想して、母乳で子どもを育む「母」のイメージで制作しました。母のひざの上で無邪気に両手を広げ、全体重を母にあずけた幼子と、微笑をたたえ慈しみのまなざしを注ぐ母。母と子の深い絆で結ばれた姿を本郷は表現しようとしたのでしょう。』
う~~ん。なるほど・・・
太陽の母子像
碑文は読みにくいのですが、以下のように書かれています。

太陽の母子  制作者 本郷 新

横浜沿革史に「明治二年六月馬車道通常盤町五丁目ニ於テ町田房造ナルモノ氷水店ヲ開業ス・・・・」と誌されています  日本のアイスクリームの誕生です  私達はこれを記念し このゆかりの地にモニュメントを建て寄贈いたします
   昭和五十一年十一月三日  社団法人 日本アイスクリーム協会   同 神奈川支部

語らい2014年10月08日 12時14分35秒

芝生が広がる公園のベンチで語らう2人の女性。
ごく自然に風景に溶け込んでいるこの彫刻は、朝倉響子さんの「アンとミッシェル(Anne & Michelle)」という作品です。1993年に制作されました。
朝倉響子「アンとミッシェル(Anne & Michelle)」
ベンチの上にはすぐ横に生えているクヌギのどんぐりが、ちょこんと乗っかっていました。
朝倉響子 アンとミッシェル(Anne&Michelle)

場所は東京都府中市にある「都立府中の森公園」。
旧米軍府中基地の跡地利用で1991年に開園した、面積17万平方メートルのファミリースポーツ公園です。
園内に府中市美術館や、テニスコート、小野球場、サッカー・ホッケー場、芝生広場、遊具広場、ジャブジャブ池(夏)、バーベキュー広場、日本庭園などを有する、市民のスポーツと憩いの場所になっていて、府中の森芸術劇場が隣接します。
都立府中の森公園

この、朝倉響子さんの「アンとミッシェル(Anne & Michelle)」という作品、よく似たものを以前見た事があります。たしか、横浜の馬車道で・・・
以前撮影した写真を探してみると、あっ、ありました。関内ホール(正式には横浜市市民文化会館関内ホール)横の歩道に展示しているものです。
こちらも朝倉響子さんの作で「ニケと二コラ(NIKE & NICORA)」という1986年の作品です。
朝倉響子 ニケと二コラ(NIKE&NICORA)
朝倉響子さんは少女や若い女性の洗練された像を追求する、1925年生まれの彫刻家です。

飛翔2013年08月05日 18時01分53秒


海鳥達の風

峯田義郎作 海鳥達の風 という作品です。

a place beyond dawn2013年02月21日 19時14分50秒


クイーンズスクエア横浜のクイーンズパークにある「a place beyond dawn」というパブリックアートです。
横浜クイーンズスクエアのパブリックアート「a place beyond dawn」

スターバックスのテラス席でコーヒーを飲みながら眺めることが出来ます。
左に「パンパシフィック横浜ベイホテル東急」や「ヨコハマ グランド インターコンチネンタルホテル」、正面には大観覧車「コスモクロック21」、右には「横浜ランドマークタワー」があります。

作者はマリナ・カレラ(Marina Karella)という、ギリシャ生まれ・フランス在住の作家です。
世界中の神話に共通して出てくる翼や布をモチーフにした作品ですが、布の質感が良く出ています。
布はFRP(繊維強化プラスチック)、翼はブロンズで創られています。

「a place beyond dawn」、私なりに「曙を超えたら」と訳しましたが、意訳というより、異訳か違訳ですかね。

モクモク・ワクワク・ヨコハマ・ヨーヨー2013年02月06日 08時54分22秒

横浜グランモール公園の通称ヨーヨー広場にある「モクモク・ワクワク・ヨコハマ・ヨーヨー」です。
「モクモク・ワクワク・ヨコハマ・ヨーヨー」?なにこれ?

おかしな名前ですが、モクモクと湧く雲と、ワクワクした気持ち、横浜の前途洋々とした発展を願って付けられたそうです。
作品名を知らない人たちは、「知恵の輪」とか、「グルングルン」とか言います。
グランモール公園のモクモク・ワクワク・ヨコハマ・ヨーヨー
ランドマークプラザとクイーンズタワーAとの間にありますが、高層ビルの間のビル風を緩和する目的もあるそうです。
街路樹では想定される最大風速に耐えられないとの判断から、人工的な造形物に頼ることになったといいます。彫刻家の最上壽之(もがみひさゆき)氏の作品です。
芸術性と実用性を兼ね備えた作品なんですね。
グランモール公園のモクモク・ワクワク・ヨコハマ・ヨーヨー
それにしても、この巨大なグルングルンは、まともに見ていると目が回ってしまいそう。
高さが17mもあるので、上を見るだけで立ち眩みをしてしまいます。

螺旋状の形が見る位置によって全く違って見えるので、光の効果も加わって行くたびに違う表情を見せてくれます。
グランモール公園のモクモク・ワクワク・ヨコハマ・ヨーヨー

ドックヤードガーデン横の階段状円形広場はヨコハマ大道芸のメッカになっています。
前途洋々な大道芸人の卵が、はしご乗りの練習をしていました。
なかなかはしごの上に立つことが出来ません。見ているこちらはワクワクどころか、ハラハラ・ドキドキです。
グランモール公園のモクモク・ワクワク・ヨコハマ・ヨーヨー

The Boundaries of the Limitless2013年02月05日 00時48分10秒


クイーンズスクエア横浜 The Boundaries of the Limitless
「The Boundaries of the Limitless」 御影石、ネオン管
ジョセフ・コスース Joseph Kosuth 1945年アメリカ生まれ・アメリカ在住

     樹木は成育することのない
        無数の芽を生み、
      根をはり、枝や葉を拡げて
 個体と種の保存にはありあまるほどの
        養分を吸収する。
  樹木は、この溢れんばかりの過剰を
使うことも、享受することもなく自然に還すが、
   動物はこの溢れる養分を、自由で
   嬉々とした自らの運動に使用する。
 このように自然は、その初源から生命の
 無限の展開にむけての序曲を奏でている。
   物質としての束縛を少しずつ断ちきり
 
やがて自らの姿を自由に変えていくのである。

     フリードリッヒ・フォン・シラー


(フリードリッヒ・フォン・シラーよりデンマーク王子アウグステンブルク公にあてた美学的なことに関する書簡第27号より)

クイーンズスクエア横浜:ステーションコア

Seduction2013年02月04日 23時58分30秒


クイーンズスクエア横浜 Seduction
「Seduction」
立木泉Tachiki Izumi 1966年名古屋生まれ・アメリカ在住

クイーンズスクエア横浜1F:クイーンズサークル

新港サークルウォーク2013年01月29日 21時33分26秒

横浜市中区新港(しんこう)にある新港サークルウォークです。
1999年に竣工(しゅんこう)しました。
新港サークルウォーク

その名の通り、歩道橋が円形(正確には写真前後方向に長い楕円形)になっています。
この交差点には横断歩道が無く、歩行者はこのサークルウォークを利用します。
勿論、エレベーター完備です。
この丸い歩道橋は4本の柱で支えられているだけで、鉄道の鉄橋のようなトラス構造になっています。「4径間連続鋼ループトラス橋」というそうです。
内側のダブルワーレントラス構造の三角形と軍隊のようなオリーブドラブ色が力強さを感じさせるのですが、歩道部分の外側の柵は緩やかな曲線で優しさを出して、眺望性も考えられています。

橋の幅はハシからハシまで約4mあり、長さは、1周すると約225mになります。
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