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赤い靴はいてた女の子像2020年10月30日 10時10分30秒

『 赤い靴 』   作詞:野口雨情 作曲:本居長世  (1922年)
横浜・山下公園の「赤い靴はいてた女の子像」
1.  赤い靴 はいてた 女の子
   異人さんに つれられて 行っちゃった
2.  横浜の 埠頭(はとば)から 汽船(ふね)に乗って
   異人さんに つれられて 行っちゃった
 

横浜・山下公園にある「赤い靴はいてた女の子像」です。
野口雨情の詩のイメージをモチーフにして創られた像で、1979年に「赤い靴を愛する市民の会(現:赤い靴記念文化事業団)」から寄贈されました。


3.  今では 青い目に なっちゃって
   異人さんの お国に いるんだろう
4.  赤い靴 見るたび 考える
   異人さんに 逢うたび 考える

2010年に、これと同型の像が横浜市と姉妹都市のアメリカ・カリフォルニア州サンディエゴ市の海辺に建てられました。

5.  生まれた 日本が 恋しくば
   青い海眺めて ゐるんだらう(いるんだろう)
   異人さんに たのんで 帰って来(こ)

注)5番は当時発表されなかったのですが、1978年に草稿から発見されました。

東京都庁の人物彫刻アート2020年09月18日 11時17分05秒


東京都庁 第一本庁舎
東京都庁には敷地内に彫刻やレリーフなど38点のパブリックアートが点在しますが、都民広場の都議会議事堂前には8点の人物彫刻が並んでいます。
都議会議事堂

議事堂に向かって左から見ていきます。

池田 宗弘(いけだ むねひろ) 《アダムとエヴァ(ジュンカンムタン)》 真鍮鋳造
池田 宗弘 アダムトエヴァ(ジュンカンムタン)

淀井 敏夫(よどい としお) 《エピダウロス・追想》 ブロンズ
淀井 敏夫 エピダウロス・追想 ブロンズ

朝倉 響子(あさくら きょうこ) 《 Mari 》 ブロンズ
朝倉 響子 Mari ブロンズ
今回この8枚の写真を撮影したのは、たまたま朝倉響子さんの作品を見かけたからです。この作品が並んでいなかったら、そのまま通り過ぎていたでしょう。
朝倉響子さんの作品は横浜の関内や都立府中の森公園で見かけたことがあり、インパクトのある作品なので記憶に残っていました。始めて見る作品でも一目で朝倉響子さんの作品だと分かる、特徴のある彫刻です。
2016年5月に亡くなってしまったのは残念なことです。

佐藤 忠良(さとう ちゅうりょう) 《早蕨》 ブロンズ
佐藤 忠良 早蕨 ブロンズ

柳原 義達(やなぎはら よしたつ) 《犬の唄》 ブロンズ
柳原 義達 犬の唄 ブロンズ

雨宮 敬子(あめのみや けいこ) 《天にきく》 ブロンズ
雨宮 敬子 天にきく ブロンズ

舟越 保武(ふなこし やすたけ) 《はばたき》 ブロンズ
舟越 保武 はばたき ブロンズ

掛井 五郎(かけい ごろう) 《風の中》 ブロンズ
掛井 五郎 風の中 ブロンズ



最後までご覧いただき、ありがとうございました。

武田双雲 《希望 HOPE》2020年08月24日 11時29分14秒

東京メトロ・明治神宮前駅の白い壁に力強く描かれた墨のアート。
武田双雲 《希望 HOPE》
書道家・武田双雲(たけだ そううん)の 《希望 HOPE》 という作品です。

高さは2.7メートル、幅10メートルという、壮大な書道アートです。
2008年の副都心線開業時に、池袋から渋谷駅までの間の8駅に14作のパブリックアートが設置されましたが、そのうちの一つになります。

「希望」という漢字を解体し、全ての点と線を恒星と惑星、原子核と電子に見立てて再構成しているといいます。
「壮大な観点から見れば悩みなんてちっぽけなもの。地下鉄駅を行き交う人たちを、あったかい希望の灯火で癒やしたかった。」 と武田双雲氏が語るように、宇宙の広がりの中に「希望」を見いだせる作品となっています。
武田双雲 《希望 HOPE》

横濱三塔に向かうトランプ2020年08月21日 11時17分21秒

多くの船が停泊し、観光都市“YOKOHAMA”の中心となる横浜港。
ナビオス横浜というホテルの横の遊歩道(赤い矢印)にトランプの絵が描かれています。
トランプといってもアメリカ大統領の似顔絵ではなく、カードのトランプです。
アップにしてみました。手前から、ダイヤの 1 から 10 までの絵柄が描かれているのが分かるでしょうか? 5 だけハートになっています。(写真をクリックして見て下さい)
でも、なぜ10までしか無いの?
実はその先にジャックとクイーンとキングがあるのです。

横浜には「横濱三塔」と呼ばれる歴史的建造物があります。
「横濱三塔」とは、横浜港から見える(ビルが林立する前にはよく見えた)、キングの塔(神奈川県庁本庁舎)・クイーンの塔(横浜税関)・ジャックの塔(横浜市開港記念会館)をいいます。
これらの建物が建った当時は他に目立つものはなく、横浜港に入港してくる船から見る目印になっていました。
「横濱三塔」の愛称(ジャック、クイーン、キング)は、昭和初期に外国船員がトランプの絵札に見立てて呼んだことが由来だと言われています。

現在では多くの建造物が建ってしまい、この三塔を陸地から見ることが出来る場所は限られてしまっています。
日本大通り、横浜港大さん橋国際客船ターミナル(大さん橋)、赤レンガパークという、「横濱三塔」を一望出来る3ヶ所のスポットを全て回ると願いが叶うという都市伝説があります。これが「横濱三塔物語」です。カップルで巡ると結ばれるという噂もあります。

キングの塔(神奈川県庁本庁舎=1928年竣工)
キングの塔

クイーンの塔(横浜税関本関庁舎=1934年竣工)
クイーンの塔

ジャックの塔(横浜市開港記念会館=1917年竣工)
ジャックの塔

1999年にナビオス横浜(一番上の写真の茶色っぽい建物)が開業するのと並行して護岸工事が行われました。
その際、「絵札が3枚揃っているなら1から10までの札も欲しい」という遊び心からこの10枚のトランプが造られたということです。

トランプの9や10の辺りまで行くと、クイーンの塔が見えます。ジャックの塔とキングの塔はクイーンの塔のすぐ近くにあります。

護岸工事を行った横浜市港湾局の粋な計らいが隠れた名所を生みだしました。



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六本木ヒルズのバラ イサ・ゲンツケン ROSE2020年08月09日 10時38分30秒

六本木ヒルズのエントランス広場にあたる「66プラザ」。
ケヤキの深い緑の中にミストが漂う、自然な涼を感じる憩いの場になっています。
回廊のひさしの向こうに赤いバラが顔をのぞかせています。

この背の高いバラは、ハリウッド化粧品の創業者の一人メイ牛山さんの「世界一大きなバラが欲しいわね」との思いから、ドイツの女性芸術家イザ・ゲンツケンの「ROSE(薔薇)」という作品を、2003年の六本木ヒルズ開業時にハリウッドビューティーグループが設置し、管理しているものです。高さは8メートルもあります。
イザ・ゲンツケン(ISA GENZKEN) ROSE(薔薇) 2003年(1993年) スチール、アルミニウム、ラッカー 

ここはローズガーデンになっていて、初夏には色とりどりのバラが人々の目を楽しませます。
今は、サルスベリのピンクの花が咲いていました。



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鴻池朋子 Concerto Angel & Mother Forest2020年08月03日 11時42分42秒

アーティゾン美術館での「鴻池朋子 ちゅうがえり (Tomoko Konoike FLIP)」、国立新美術館での「古典×現代2020」から「刀剣×鴻池朋子」とアップしてきましたが、一昨日アップした「鴻池朋子 ちゅうがえり」の会場で作品を観ているうちにふと頭に浮かんだのが、「ミューザ川崎」というシンフォニーホールのエントランス広場で見かけたパブリックアートです。

以前から気になっていて写真には撮ってあったのですが、作品名や作者を書いた銘板を探しても無かったのでそのままになっていました。
鴻池朋子さんのオフィシャルサイトを見てみると、ありました。「Concerto Angel & Mother Forest」という鴻池さんの作品です。

昨日もう一度行ってみました。
ミューザ川崎」はJR川崎駅からペデストリアンデッキで直結の、オフィスビル(セントラルタワー)と文化・商業施設(シンフォニーホール)からなる複合施設です。
ミューザ川崎

鴻池朋子 《Concerto Angel & Mother Forest (コンチェルトエンジェル & マザーフォレスト)》 2003年  アルミニウム
鴻池朋子 Concerto Angel & Mother Forest
黒い色のオブジェが《 Concerto Angel (コンチェルト エンジェル)》で、白いオブジェが《 Mother Forest (マザー フォレスト)》です。
コンチェルト エンジェルは、音楽のイメージを親しみやすいキャラクターで表現しており、マザー フォレストのリスやチョウやてんとう虫の彫刻は、人々が座ることで完成するインタラクティブな作品です。
鴻池朋子 Concerto Angel & Mother Forest

鴻池朋子 Concerto Angel & Mother Forest

リス

鴻池朋子 Concerto Angel & Mother Forest
ベンチの奥の植え込みにちょこんと見える赤いキノコは、中を覗いてみるとどうやらスピーカーになっているようです。



最後までご覧いただき、ありがとうございました。

LA FLAMME DE LA LIBERTÉ(自由の炎)2020年02月22日 15時24分22秒


自由の炎(Flamme de la Liberté)

お台場のシンボルプロムナード公園にある「自由の炎(LA FLAMME DE LA LIBERTÉ)」です。
フランスの彫刻家マルク・クーチェリエ(M. Marc  Couturier)によって創られ、「フランスにおける日本年(1997~1998)」と「日本におけるフランス年(1998~1999)」を記念し、日仏の友好を讃えるために2000年にフランスから寄贈されました。

金色に輝く本体の高さは約21メートル、台座部分の高さ6メートルあり、合計27メートルになります。




今日もご覧いただき、ありがとうございました。

横浜のホテルのてっぺんに女神像2019年11月14日 11時43分27秒

横浜の観光名所「みなとみらい21地区」に建ち並ぶビル群。
左から、横浜ランドマークタワークイーンズスクエア横浜のクイーンズタワーA・B・C各棟、横浜ベイホテル東急、横浜国際平和会議場(パシフィコ横浜)の会議センター、ヨコハマ グランド インターコンチネンタルホテルです。

ヨコハマ グランド インターコンチネンタルホテル館内は、クリスマスデコレーションで輝いています。
1階の吹き抜け、アトリウムロビーには高さ6mのクラシカルなクリスマスツリーが登場しました。
上の写真右下、階段の正面中央に、天使のような像が飾られています。
これは、彫刻家・吉野毅(よしのたけし)さんの作品で、「みちびき」といいます。高さ約1mのブロンズ像です。
吉野毅 みちびき
国際会議場と展示ホールとホテルからなるコンベンション・センター「横浜国際平和会議場(パシフィコ横浜)」のうち、1991年(平成3年)7月にヨコハマ グランド インターコンチネンタルホテルと会議センターが最初に完成しました。
その際、「みちびき」像は会議センター1階に設置されましたが、より多くの人に見てもらいたいと2010年(平成22年)にヨコハマ グランド インターコンチネンタルホテル1階ロビーに移されました。

ヨットの帆を模したヨコハマ グランド インターコンチネンタルホテルの建物の最頂部にも、海に臨む位置に建設当時から「みちびき」の像が設置されています。
船の安全な航海を願い船首に女神像を飾ったことに倣い、船を安全に目的地まで導く守護神として、また、世の中をより平和に導いて欲しいとの願いをこめて、この位置に「みちびき」のレプリカが造られました。高さ約4mのブロンズ像です。
夜になると黄金色の光に輝いて海の安全を見守ります。
吉野毅 みちびき

吉野毅 みちびき

横浜国際平和会議場(パシフィコ横浜)の「PACIFICO」は、「Pacific」と「 Convention」を組み合わせた造語です。
アネックスホール、展示ホール、国立大ホール、会議センター、ホテルなどで構成されているコンベンションセンターです。
展示ホールはさざめく波を、国立大ホールは貝殻を、会議センター(下の写真)は波に反射する光を、ホテルは風をはらんだヨットの帆をイメージしています。

パシフィコ横浜の公式ホームページに分かりやすい写真があったので、引用させていただきました。



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横濱三塔物語2019年10月15日 11時17分48秒

JR横浜駅の中央通路を東口に向かうと、「YOKOHAMA PORTA(横浜ポルタ)」があります。
その入り口、大階段エントランスにある見事なグラスアート。よく通る場所なのですが、グラスアートの美しさに目がいって上の方を見逃していました。
上をよく見ると、「横濱三塔」のデザインになっています。
左からジャックの塔(横浜市開港記念会館)、キングの塔(神奈川県庁本庁舎)、クイーンの塔(横浜税関)を表しています。
横濱三塔
見下ろすと塔の形がよく分かります。
横濱三塔のモニュメント、大階段上部スクリーン、大階段上部ステンドグラスは「PORTA横濱三塔物語」というグラスアートで、野口真理さんの作品です。

通路に銘板が設置されていますがその上を人々が何気なく歩いていました。
横濱三塔
2011年。東日本大震災の年に創られました。

左からジャックの塔(高さ5.145m)、キングの塔(5.265m)、クイーンの塔(5.165m)になります。
横濱三塔

横濱三塔

横濱三塔

「横浜三塔」とは、横浜港から見える(ビルが林立する前には見えた)、キングの塔(神奈川県庁本庁舎=1928年竣工)・クイーンの塔(横浜税関=1934年竣工)・ジャックの塔(横浜市開港記念会館=1917年竣工)をいいます。
これらの建物が建った当時は他に目立つものはなく、横浜港に入港してくる船から見える目印になっていました。
「横濱三塔」の愛称は、昭和初期に外国船員がトランプのカードに見立てて呼んだことが由来と言われています。

塔の高さはキングの塔=約49m、クイーンの塔=約51m、ジャックの塔=約36mです。
現在では多くの建造物が建ってしまい、この三塔を陸地から見ることが出来る場所は限られてしまっています。
日本大通り、横浜港大さん橋国際客船ターミナル(大さん橋)、赤レンガパークという、「横濱三塔」を一望出来る3ヶ所のスポットを全て回ると願いが叶うという都市伝説があります。これが「横浜三塔物語」です。カップルで巡ると結ばれるという噂もあります。

横浜港大さん橋国際客船ターミナルから見た「横浜三塔」です。
左からキングの塔、ジャックの塔、クイーンの塔が見えます。
横濱三塔

この3つのスポットには目印が設けられています。

日本大通りの神奈川県庁分庁舎前の歩道。

横浜港大さん橋国際客船ターミナルの屋上(くじらのせなか)。
↓下の写真の場所から覗き込むと、↑上の写真の様なマークが見えます。

赤レンガ倉庫1号館のそば。岸壁に近い所にあります。


キングの塔(神奈川県庁本庁舎)です。
横濱三塔
1923年(大正12年)の関東大震災で焼失した前県庁舎を再建する為、1928年(昭和3年)に完成。歴史的建造物として、1996年に登録有形文化財(建造物)に登録されています。
横濱三塔

クイーンの塔(横浜税関)です。
横濱三塔
現在の建物は横浜税関庁舎としては三代目になります。1885年(明治18年)11月に竣工した二代目税関庁舎は、1923年(大正12年)9月の関東大震災により崩壊してしまいました。
現庁舎は1934年(昭和9年)3月に竣工し、2003年(平成15年)10月に増改築工事が行われました。

ジャックの塔(横浜市開港記念会館)です。
横濱三塔
横浜港開港50周年を記念して、開港記念横浜会館の名称で1917年(大正6年)6月30日に竣工、7月1日に開館しました。
1923年(大正12年)9月の関東大震災では、外壁を残して屋根と内部を焼失し、1927年(昭和2年)に再建されましたがドーム屋根は再現されませんでした。その後、開港130周年(市制100周年)に当たる1989年(平成元年)に建設当時の姿のようにドーム屋根が復元されました。
横濱三塔

「横濱三塔」を一望できる場所は、象の鼻防波堤など他にもあります。探して幸せをいっぱいつかんで下さい。



最後までご覧いただき、ありがとうございました。

夢見る金魚2019年09月26日 11時13分27秒

横浜美術館前のグランモール公園を泳ぐ「夢見る金魚」。
シャボン玉がフワフワと浮かんで、まるで水の中にいるような感覚を味わえます。
夢見る金魚

これは、9月29日(日)まで開催されている「コンパスヨコハマ2019」の核となるインスタレーションです。
作者は佐藤真生という、1963年山形県酒田市生まれの芸術家です。
ふっくらと穏やかな金魚の顔を見ていると、私たちも夢見る世界へ引き込まれていってしまいます。
夢見る金魚



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